【奈良県ローバース《NARA》】新年度イベント「#春からNARA」

目次

はじめに

Nara Authentic Rover Alliance【NARA】です!
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いきなり何だ!?と思われるかもしれませんが、奈良県ローバースです!笑

正式名称が前回の集会で決定し、”Nara Authentic Rover Alliance”(略称:”NARA”)に決定しました!

前回の集会については下記記事をご覧ください~
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そして今回、”NARA”では新年度イベント「#春からNARA」を開催しました。

盛りだくさんのイベントになりました!

概要

企画

企画名#春からNARA
期間令和7年4月13日(日) 10:00~17:00
場所奈良4団スカウトハウス

目的

  • 県内のRS年代の親睦を深める。
  • 他団の活動についての話を聞き、今後の活動に活路を見出す。
  • ローバースカウト課程について理解を深める。
  • NARAとして継続的に活動し、活動の定着を図る。
  • 野外料理のスキル向上と、レパートリーの充実を狙う。

目標

  • 参加人数 RS 25人、VS 5人。
  • ローバーリングについて自ら考える機会を提供する。
  • 解散後に、参加者アンケートを行い次のイベントにつなげる。
  • 活発に交流できる機会を設ける。
  • 野外料理の定番であるカレーを、ルーを用いずに 4 種類作る。

スケジュール

時間内容備考
8:00役員集合準備
10:00参加者集合
10:15開会式班分け・モーニングゲーム
10:30名札作り
10:50講演①日本連盟D&I特別委員長 田村 聡子 様
11:40カレー作り4班に分かれて4種類のカレー作り
14:00講演②日本連盟総コミッショナー 村田 禎章 様
15:35講演③日本連盟AIS委員長 𠮷野 博樹 様
15:50ローバースカウトスタートセミナーNARA代表 髙崎 大地
16:30片づけ
16:45閉会式
17:00解散

活動の様子

全体について

 参加者は、県内ローバースカウト17名(県内全地区から参加)、県外ローバースカウト7名、RS 世代以外の指導者3名、そして日本連盟から来賓の3名を含めて、30名であった。またイベント終了前に参加者アンケートを取り、今後の活動に向けたフィードバックをできるようにした。
 なお、雨天のため活動はすべて屋内で実施した。

モーニングゲーム・名札作り

 モーニングゲームは紙とペンを使用し班対抗でしりとりゲームを行った。班員は一列になり、一人ずつ言葉をつないだ。終始和気藹々とした雰囲気で行うことができた。
 参加賞として、パラコードを用いた名札の作成を行った。事前に作り方の資料を作成し、当日のイベント用LINEグループで送信した。班内で教えあいながら行えたので、モーニングゲーム同様に班内のメンバー同士の距離が縮まった。

講演

田村 聡子 様《日本連盟 D&I特別委員長》

 田村様には、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の観点からスカウト活動について講演していただいた。ワークショップ形式で、班内で意見交換を行いながら、公平と平等の違いや、アンコンシャスバイアス、そしてそれらについてスカウト活動の中でどのような課題があるのか考える機会となった。

村田 禎章 様《日本連盟 総コミッショナー》

 村田様には、ローバースカウトに望むことについて講演を行っていただいた。ボーイスカウト活動の由来から、現在の世界のスカウト活動が目指していること、日本とそれ以外のスカウト活動の課題の違い(宗教観、内戦、男尊女卑等)について、知ることができた。また、質疑応答でローバースカウトが各隊奉仕で指導者をする際の在り方などについてもお話を聞くことができた。

𠮷野 博樹 様《日本連盟 AIS委員長》

 𠮷野様には、ローバースカウトにおけるAIS(Adults in Scouting)の浸透の必要性についてお話しいただいた。ローバー年代には、隊指導者として活動している者がいるほか、普段から各隊への奉仕活動を行っているスカウトも多く、そういった意味でも非常に有意義な内容のお話であった。

カレー作り

 班ごとに4種のカレー(シュリンプカレー、キーマカレー、グリーンカレー、バターチキンカレー)を作り、みんなで食べた。作るカレーはモーニングゲームで順位の高かった班から順に選んでもらった。また、レシピはLINE グループにて共有した。ご飯はLPガス炊飯器にて、運営側で炊いた。4班ともほとんど同じ時間で調理することができ、4種類をきれいに盛ることができた。ただ、グリーンカレーはレシピ以上のペーストを使用し、参加者から「辛すぎる」との声が多かった。

ローバースカウトスタートセミナー

 NARAの代表である髙崎が、VS及び、RS1年目を主な対象としてローバースカウトスタートセミナーを行った。ローバースカウト活動の根幹の部分については、前述のご講演と被る部分もあったため、ローバーリングの実例の紹介と、自分のスカウト活動への落とし込み方、RCJ・NARAの組織や活動の紹介などを焦点にセミナーを行った。

評価反省

目的は果たせたか

  • 「県内 RS 年代の親睦を深める」

 過去のNARAイベントに参加できなかったスカウトも多く参加し、また、RS1年目(今月上進)のスカウトも4名参加し、班に分かれてそれぞれ和気藹々と親交を深めることができた。京都の大学に通う県内スカウトは、このイベントをきっかけに京都連盟から参加したスカウトを通じて大学ローバーに加盟し、このことからも親睦が深まったと言える。

  • 他団の活動についての話を聞き、今後の活動に活路を見出す。

 今回のイベント内で、他団の活動について直接話を聴く機会は少なかったものの、交流をする中で活動の実態や課題を知ることができた。また講演やスタートセミナーから、今後の活動への活路を見出すきっかけになったと思う。
 今後も、個人の活動のハードルを下げられるような活動を行う必要性を感じた。

  • ローバースカウト課程について理解を深める。

 ローバースカウトスタートセミナーを通じて、奉仕やキャリア形成に対する意識が高まり、ローバースカウトの理念や目的を多角的に理解できた。講演の順番や内容に課題はあったが、資料や話を通して全体的に有意義な学びとなった。

  • NARAとして継続的に活動し、活動の定着を図る。

 定期的なイベント開催により活動の継続と定着が進み、初参加者や新たな交流も生まれた。今後は準備やリスク管理の課題改善と、よりインパクトある活動を目指すことで、さらに参加者の拡大と活性化が期待される。

  • 野外料理のスキル向上と、レパートリーの充実を狙う。

 今回は野外料理の定番であるカレーを、ルーを使わず4種類作成した。今後もスキル向上を目的とした活動を展開していく。

目標は達成できたか

  • 参加人数 RS 25人、VS 5人。

 参加者は RS 24名、VS 0名で目標を達成することはできなかった。成人指導者も含めると、全体の参加者は 27 名(来賓除く)となった。しかし、県外から 7 人のスカウトが参加するなど、県内にとどまらない広がりのある交流を実現することができた。

  1. ローバーリングについて自ら考える機会を提供する。

 講演とスタートセミナーでは、具体例を交えた説明により、参加者が自身の活動に落とし込みやすい内容となっていた。また、本来のローバースカウト像と現状のギャップを認識し、自分の立ち位置を見つめ直すきっかけとなった。
 一方で、講演とスタートセミナーの順番には課題が残る。あまり意欲的でないスカウトに対して、講演会で意欲を出してもらい、スタートセミナーで具体的な活動方法を知ってもらうことを目的に、講演会→スタートセミナーとした。 しかし参加者からは、スタートセミナーで基礎を学び、ボーイスカウト全体に通じる講演会の話に落とし込みやすいのではないか、との意見もいただいた。

  1. 解散後に、参加者アンケートを行い次のイベントにつなげる。

 アンケートを実施し、次回のイベントに活かせる材料を得られた。設問を言語化し記述式としたことで、感想が見えやすくなったことは良かった一方で、質問の具体性には改善の余地があると感じている。目的を示した問いや県外参加者向けの設問も検討すべきである。

  1. 活発に交流できる機会を設ける。

 名札や班制により話しやすい雰囲気が生まれ、講演やカレー作りを通じて交流が深まった。参加人数に応じた班分けは今後も継続したい。各講演内におけるグループで話し合う場面では、どこの班もとても盛り上がっており、同年代のスカウトとつながる有意義な機会となった。一方で、プログラムを詰め込み過ぎており、時間が押している状況であったので、あまり交流の時間を作れず、参加者からはもう少し交流や意見交換をしたかったという声があった。

  1. 野外料理の定番であるカレーを、ルーを用いずに 4 種類作る。

 4種類とも、とても美味しく作ることができた。カレーをペーストから作ることは貴重な経験となった。今後の各個人の活動での料理のレパートリー増加の一助になったと考える。

反省

 ベンチャースカウトの参加が無かったこと、地区の偏りが大きいことが反省点として挙げられる。イベント周知については LINE や Instagram に加え、各団の指導者やスカウト同士での声かけを促す工夫が求められる。
 事後アンケートでは、アイスブレイクや自団での活動紹介を希望する声が多く寄せられたが、同様の内容を繰り返すとマンネリ化の懸念がある。毎回短時間のアイスブレイクを挟みつつ、メイン企画に変化をつけることで、マンネリ防止と参加者の期待に応えることが必要である。
 記述式アンケートでは抽象的な回答が目立ったため、今後は質問の設計をさらに具体化し、より有益な意見を引き出す必要がある。

考察

 ベンチャースカウトからの参加が無く、ローバースカウトも目標の 25 人を達成できなかったことは、新年度から受験で休隊するスカウトや、自団の入隊・上進式への参加が重なったことが要因として考えられる。また、依然として地区ごとの参加に偏りが見られる点は今後の課題である。
 スタートセミナーや講演を通して、ローバー年代の指導者にも関心を持ってもらうという目的については、一定の成果があったと考えられる。特に、日本連盟の役員へ直接質問できる貴重な機会となり、活発なやりとりが見られた。こうした経験が、原隊での活動に対する意欲向上につながったことは評価できる。
 事後アンケートは回答必須としたことで多くの回答が集まった。一方、前回の反省を踏まえて記述式の質問を設定したものの、「いい話だった」などの抽象的な回答が多く見られた。質問内容をより具体的に工夫する必要がある。

感想

 参加者数は、1 月の「焼Mochi」 の 16 人に比べ 11 人増え 27 人となった。しかし、依然として各地区からの参加に偏りがある。今後は参加が少ない地区からの参加者を増やしたい。そのためにも、きちんと役員全員で今回のイベントを振り返り、次回に繋げていきたい。

🦌おしまい🦌

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