はじめに
このプロジェクトは、令和3年8月15日(日)~9月7日(火) の24日間で行う計画でした。しかし、途中で緊急事態宣言が発令され、プロジェクトの中断を余儀なくされました。そのため、残り区間は次年度に持ち越しました。結果、休みの都合上、2年で残り区間を走り、3年間でプロジェクトを完遂しました。
概要
プロジェクト名
いざ、試される大地へ
目的
・後輩スカウトの目標となるスカウトを目指す。
・15年間のボーイスカウト活動で培ったスキルを駆使し、長期移動キャンプを行う。
目標
・北海道一周(小樽→函館)を自転車で走破する。
・衣食住の確保の徹底
期間
第一回:令和3年8月15日(日)~8月30日(月) 16日間
第二回:令和4年7月22日(金)~7月30日(土) 9日間
第三回:令和5年7月21日(金)~7月29日(土) 9日間
参加者
髙崎 大地
活動内容
自転車で、小樽→宗谷岬→納沙布岬→襟裳岬→函館の約2,000㎞を走る。
背景
ベンチャーの時に、3泊4日の自転車での移動キャンプを行い、自転車で遠くに行くことの面白さに気づきました。ローバーに上進後、まず自転車で九州一周を計画しましたが、体調不良&大型台風により中断せざるを得ない状況となりました。2年目に、1年目のリベンジとして奈良→鹿児島を自転車で走破し、リベンジ成功となりました。3年目は24時間以内に奈良から琵琶湖を一周し帰ってくるというプロジェクトを行いました。その集大成として、今回、自転車で北海道一周を計画しました。
九州一周 2018年
別府から反時計回りに一周し、別府まで帰ってくるというもの。
計画の甘さ、毎日が雨なことからメンタルがやられ、毎日寝られないほどの腹痛に襲われました。極めつけは、関空が水没したなど、関西に甚大な被害をもたらした台風21号が鹿児島を通過していったことです。その時はちょうど鹿児島県志布志市まで来ておりました。2日間、大雨・暴風・波浪警報が発令され、停滞を余儀なくされました。メンタルはボロボロなことに加え、大学が始まることもあり、台風が通過しフェリーが再開したタイミングで、鹿児島県志布志からフェリーで大阪まで帰ってきました。
奈良 to 鹿児島 2019年
奈良から鹿児島まで自転車で行きました。
昨年の残り区間は別府~志布志。5日ほどの区間です。それだけでは面白くないということで、別府までも自転車で行くことにし、奈良→尾道→しまなみ海道→松山→別府→宮崎→志布志を10日で走破しました。これで九州一周です。今年は、昨年の反省を生かし、余裕を持った計画にしました。
ビワイチ24時 2020年
奈良→ビワイチ→奈良の300㎞を24時間で走破しました。
ビワイチをしたかったのですが、普通にするのは面白くないということで、奈良からスタート(+100㎞)し24時間以内に帰ってくるという制約を設けました。無事、23時間55分で帰ってくることができました。今思うと100㎞ハイクの練習だったのかも・・・
結果
行程
24日間で小樽から函館まで走破する計画でしたが、前述のとおり、3回に分けての完遂となりました。
3回に共通していることは、北海道まではフェリーで行き、港からスタート地まで、ゴール地から港までは電車で移動しました。自転車を輪行して、長期野営の荷物を持ち歩くことが一番しんどかった点かもしれません。
自転車での移動時は、朝4時から5時の間に起床し、6時までにはキャンプ場を出発することを心がけていました。そして、15時頃までにはその日の宿泊予定地に到着するようにしていました。宿泊予定地到着後、テントを乾燥させたり、近くの温泉に行ったり、スーパーに行ったり、その町の雰囲気をのんびり楽しんでいました。おかげで、気持ちに余裕をもって行動することができました。
1日の移動距離は長くても120㎞、たまに、60㎞前後の短い日を設けました。
第3回は、残り区間が短かったため、函館で車を借りて日本海側を通り小樽まで戻りました。渡島半島の太平洋側は自転車で走りましたが、日本海側は走っていなかったので、車で走り、正真正銘北海道一周ができました。車で函館から小樽まで戻るだけでは面白くないので、途中、日本百名山である後方羊蹄山に登りました。
毎年の簡易的な活動内容と、後方羊蹄山登山記録は下記の通りです。
後方羊蹄山 登山記録は↓をご覧ください。
羊蹄山(北山)・真狩岳・羊蹄山(後方羊蹄山・マッカリヌプリ) / だいちさんの羊蹄山(蝦夷富士)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
装備
食料
山用のご飯(5食分)や、お米(6合)を持って行きました。コンビニやスーパーがほとんどない日や、キャンプ場が街から遠いことが多く、補給できるところで買い溜めをしていました。補給ポイントが少ない日はお米を炊いたり、α米を食べました。持参した食料が尽きることが一番怖いので、近くに飲食店やコンビニがある場合は、なるべくそちらを利用し、あまり持参した食料を食べないようにしていました。
虫対策
虫対策として焚き火台と強力な蚊取り線香を持っていきました。キャンプ場到着後は基本的にはテントの中で過ごしていたので、焚き火台は使用しませんでした。テントの色なのか、テントになにかしらの匂いが付いていた(人の鼻ではわからない)のかは不明ですが、スズメバチやアブがテントの周りを飛び交うことが多かったです。大型の虫対策も必要だと感じました。
衣類
防寒着は、フリース、ダウンジャケット、ダウンパンツを持っていきましたが、着ることはありませんでした。しかし、寝るときはダウンの寝袋にきちんと入ってちょうど良いくらいでした。寝袋はモンベルのダウンハガー800#3です。走っているときは、Tシャツにウィンドブレーカーがちょうどよかったです。Tシャツ一枚で走るのは少し肌寒かったです。
キャンプ道具
テント(2人用のドームテント)、エアマット、テーブル、チェア、火器類、OD缶3つ、カメラなどは、自転車の荷台に積むパニアバッグを使用し、背負うものは0にしました。実際は、虫が多くテントの外で椅子を出してのんびりすることは少なかったので、テーブルやチェアはほとんど使いませんでした。
会計
基本的には計画と大きな相違なく実行できました。
大きく差が出た点として、2021年の「宿泊」「温泉」、2023年の「ガソリン」「高速料金」、3年間を通して「食費」があげられます。2021年は計画途中で中断したことで、計画より実績が安くなりました。2023年は計画時、ガソリン代と高速料金を算出しておりませんでした。高速道路は奈良から敦賀・舞鶴港に向かう際に一部利用しました。食費は計画では、朝食¥300、昼食¥1,000、夕食¥700としていましたが、各場所で名物を食べようと思い、特に昼食で食費が嵩みました。
考察
3年間毎年、過去の経験を活かすことができたことが、このプロジェクト成功の一番の要因だと考えます。3年目は大きな反省点もなく走りきることができました。
当初は、1人で行うことに大きな不安を抱いていましたが、1人ということで、黙々と自らのペースで走ることができました。1人であるデメリットはとても大きいですが、このプロジェクトでは 1 人の利点を活かせたと思います。走っているときは 1 人がとても心細く感じ、早く人がいるチェックポイントやコンビニ、キャンプ場に付きたいという気持ちが、良いペースで走ることができた要因だと考えます。
また、早出早着を徹底しました。6時にキャンプ場を出発することで、心にとても余裕を持つことができ、体調を崩すこともなく走ることができました。やはり、時間が無いと、観光の時間を削ったり、食事をより簡易的なものにしたりして、計画に追いつこうとしてしまいます。しかし、そうなることで、さらに精神的にしんどくなり、ペースの低下や体調不良への悪循環に陥ります。過去二回の自転車での移動キャンプではこの悪循環に陥ってしまうことが最大の反省点でした。この経験を踏まえ、朝早くにキャンプ場を出発し、明るいうちにキャンプ場に到着し設営まで終わらせ、暗くなるころには食事、お風呂を済ませたことが、成功へつながったと考えます。
1回目と2回目は、北海道に住んでいるボーイスカウトの友達がそれぞれ1日だけですが、会いに来てくれました。1人で心細かったので、友達と会えることはとても励みになりました。
評価・反省
目標に対して
●北海道一周(小樽→函館)を自転車で走破する。
結果として、3年かかってしまいましたが、無事に完走することができました。また、3年目は+αの登山も組み込むことができ、車でにはなりますが、未走破区間も走ることができ、より良いものになったと思います。
●衣食住の確保の徹底
過去の九州のプロジェクトではこの点が甘く、辛い思いをしたので、この目標を立てました。食費はケチらず、食べたいものを食べるようにしました。また、キャンプ地も予約し、近くのキャンプ場も徹底的に調べていました。
目的に対して
●後輩スカウトの目標となるスカウトを目指す。
後輩スカウトの目標となれたかどうかは、判断が難しいですが、ボーイ隊やベンチャー隊の活動に顔を出すと、スカウトがこのプロジェクトについて質問してきてくれたり、ベンチャー隊では自転車での移動キャンプのプロジェクトをしたりと、良い影響を与えることができていると思います。
●15年間のボーイスカウト活動で培ったスキルを駆使し、長期移動キャンプを行う。
大学4年生の年でしたので、スカウトの集大成として行いました。(社会人になるとどれくらい活動ができるか分らなかったので、)(実際は社会人になってからのほうがボーイスカウトしてる気がする。)
このプロジェクトを除いて、ベンチャー・ローバー合わせて20泊以上うは自転車でキャンプをしてきました。無事にこのプロジェクトを完遂したことで、この目的は達成できたと思います。
反省
コロナ禍での実施であったので、コロナ感染対策や北海道に行くことができない想定はしていました。しかし、現地で緊急事態宣言が発令されることは、計画段階で想定しておりませんでした。緊急事態宣言発令の情報が3日前に出て、そこから色々調べることができた点、中断しやすい場所(大きな町の近く)にいた点から、無事に帰ることができました。あらかじめ様々な事象を想定する必要があることを改めて感じました。
活動詳細
第1回 令和3年8月15日(日)~8月30日(月)
8月15日
15:30 集合
地元の駅から電車で東舞鶴駅まで向かいます。
荷物が多く、このプロジェクトで一番きつかったかもしれません。
大雨の影響で前日から電車が運休。直前に復旧し、なんとか予定通り向かいます。
8月16日
22:10 北海道上陸
大雨の影響で出航が遅れ、1時間半遅れで北海道に上陸しました。奈良を出発してから30時間。
この日は小樽港の隣の温泉で仮眠しました。
8月17日
小樽市→札幌市→石狩市 88.7㎞
宿泊地:厚田ビーチセンター
北海道一周スタートです。
小樽を出発し、札幌市内を軽く観光しました。東京オリンピック開催中でマラソンが行われる札幌にもモニュメントがありました。
8月18日
石狩市→留萌市 88.6㎞
黄金岬キャンプ場
1日雨でした。予定していたキャンプ場が閉鎖されており、急遽別のキャンプ場に宿泊しました。
ひたすらオロロンラインを北上します。
8月19日
留萌市→遠別町→天塩町 121.8㎞
鏡沼海浜公園キャンプ場
稲作の北限である遠別町も通過し、かなり北上してきました。遠くに利尻山も見えてきました。
THE北海道という道が続きます。
8月20日
天塩町→稚内市 86.7㎞
宗谷ふれあい公園キャンプ場
最北端の町 稚内市に入りました。昨日は遠く見えていた利尻山も、もう南にあります。日本最北端の〇〇巡りをしました。
8月21日
稚内市→宗谷岬→浜頓別町 86.7㎞
クッチャロ湖畔キャンプ場
とうとう本土最北端 宗谷岬に到着しました!
プロジェクトはまだ途中ですがとても達成感がありました。これからは、ひたすら南東に進みます。
8月22日
浜頓別町→枝幸町→雄武町 97.6㎞
日の出岬キャンプ場
北緯45°を通過しました。だいぶ南下してきました。
北海道は安くて良いキャンプ場が多いです。
8月23日
雄武町→紋別市→湧別町 68.5㎞
五鹿山公園キャンプ場
朝から大雨。途中からすさまじい雷雨のため、バスで異に避難しました。バス停は地吹雪に耐えるためかコンクリート造りの建物になっており、安心感がありました。
列車にも泊まれるキャンプ場で、テントが雨で水没していたので、列車に泊まらせてもらいました。
8月24日
湧別町→網走市→小清水町 106.4㎞
浜小清水前浜キャンプ場
サロマ湖、能取湖、網走など観光地が多くあり、走っていても楽しかったです。知床半島が見えてきました。明日は一番の難所、知床峠越えですが、荒天予報です。
8月25日
小清水町→根北峠→標津町 76㎞
しべつ「海の公園」オートキャンプ場
標高738mの知床峠を越える予定でしたが、悪天候で交通量が多く、カーブも多いので危険と判断し、標高487m、走行距離も短くなる根北峠を越えました。
天気は雨。気温は15℃。北海道の洗礼を浴びました。防水のグローブを携行していて正解でした。
8月26日
標津町→根室市 56.8㎞
築拓キャンプ場
北海道のボーイスカウトの友達が応援に来てくれました!全国に友達ができることは、ボーイスカウトのいいところですね。
そして、最東端の町 根室市に入りました。
8月27日
根室市→納沙布岬→根室市 119.4㎞
築拓キャンプ場
本土最東端 納沙布岬に到着しました!
納沙布岬までの手前15㎞の道は最果て感があり、テンションが上がりました。最果て好きには宗谷岬より納沙布岬をおすすめします。
8月28日
根室市→厚岸町→釧路市 94.9㎞
スーパーホテル釧路天然温泉
明日29日から北海道に緊急事態宣言が発令。そのため、明日の朝一番の電車で帰ることになり、初めてホテルに宿泊しました。快適でした。
8月29日
釧路市→苫小牧駅→浜厚真駅(電車)
電車で敦賀港行のフェリーが出ている苫小牧東港まで向かいました。苫小牧東港は苫小牧市街から20㎞以上離れており、自転車勢にはとても不便です。
写真はフェリーターミナル周辺ですが、とてもさみしい場所です。最寄りの浜厚真駅前は民家はおろか、自販機すらありません。
8月30日
敦賀新港
帰りはローバーの仲間が迎えに来てくれました!
今回の残りは来年以降に!
第2回 令和4年7月22日(金)~7月30日(土)
7月22日
23:55 出航
無事、1週間の休みが取れました。
仕事終わり、直接敦賀港へ向かいフェリーに乗りました。敦賀発は夜遅く出港なので間に合います。
2年目スタートです。
7月23日
20:30 浜厚真駅
プチホテル苫小牧ステーション
苫小牧東港に到着し、最寄りの浜厚真駅まで移動。自転車を輪行して苫小牧駅まで向かいます。
昨年、帰る際も使った駅ですが、何もなく、真っ暗で、人気もなく、本当に電車が来るのかと不安になる駅です。(笑) 電車が来るまで1時間半待ちます。
7月24日
苫小牧駅→釧路駅(電車)
苫小牧から釧路は特急で4時間です。釧路に着くのは、お昼過ぎなので、釧路到着後は自転車で市内を観光し、この日はホテルに宿泊しました。釧路は世界三大夕日に選ばれていますが、天候に恵まれず、見られませんでした。
7月25日
釧路市→豊頃町 90㎞
長節湖キャンプ場
奈良を出発して、4日目にしてようやくスタート。
釧路から襟裳岬は、民家がほとんどない区間が多く、コンビニも1日に1か所です。キャンプ場周辺は電波もありませんでした。海と湖に挟まれた良いキャンプ場です。
7月26日
豊頃町→広尾町→えりも町 103.3㎞
百人浜オートキャンプ場
黄金を敷き詰めるほどの莫大な費用がかかった黄金道路を走りました。道内最長のトンネルもあり、怖い部分もありましたが、断崖絶壁の道は壮観でした。
7月27日
えりも町→浦河町→新ひだか町 101.1㎞
「温泉の森」キャンプ場
北海道の背骨 日高山脈の南端 襟裳岬に到達しました。日高山脈はここからまだ6㎞先の海底まで続いています。ゼニガタアザラシも見ることができました。
この辺りは鹿がとても多く、鹿注意の看板もありました。多分、奈良公園です。
7月28日
新ひだか町→日高町→厚真町 70㎞
大沼野営場
日高本線の廃線跡、馬を眺めながら走る1日となりました。快晴で、夜はとても星がきれいでした。
7月29日
厚真町→苫小牧市→室蘭市 105.3㎞
新日本海フェリー
今回のゴール室蘭に到達しました!
この日は観光地が多く、走っていても楽しかったです。苫小牧のマルトマ食堂、母恋駅の母恋めし、室蘭のウズランソフト、室蘭やきとり、スープカレーとグルメを堪能しました。苫小牧に戻りフェリーに乗ります。
7月30日
20:50 敦賀新港
昨年同様、ローバーの仲間が迎えに来てくれました。
2年目完。
あと、1年です。
第3回 令和5年7月21日(金)~7月29日(土)
7月21日
23:55 敦賀新港 出航
今年も無事、1週間の休みが取れました。
昨年同様、終業後車で敦賀に向かいました。昨年はこの運転がしんどかったので、一部区間高速道路を利用しました。
3年目スタートです。
7月22日
20:30 浜厚真駅
ホテルルートイン東室蘭駅前
昨年同様です。(笑)
今年のスタート 室蘭まで、この日中に向かいます。23:30 東室蘭駅 駅前のホテルに宿泊しました。
7月23日
室蘭市→伊達市→長万部町 91.1㎞
長万部公園キャンプ場
3年目スタートです。出発時は霧雨。冷たい風が吹いていました。途中から快晴でとても暑かったです(23℃)
夜は長万部名物の「かにめし」を食べました。
7月24日
長万部町→八雲町→森町→函館市 109.6㎞
南茅部河川公園
とうとう函館市に入りました!ゴールまでは80㎞ある。
道中は森名物の「いかめし」を食べ、北海道駒ケ岳も見ることができました。この山はかつて、きれいな富士山型でしたが、噴火で陥没しこの形になりました。
7月25日
函館市内 80.3㎞
ユニゾインエクスプレス函館駅前
3年かけ、函館に到着しました!!
が、今年は3日しか走っていないので達成感はあまりなかったです(笑) 小樽を出発して20日。約1,850㎞の道のりでした。良い経験ができました。
函館にはお昼に到着したので、その後は函館を観光しました。インハイが開催中で活気がありました。
10数店舗あるラッキーピエロのうち、たまたま選んだ店舗でたまたま自分が座った席に、2024年春公開の名探偵コナンでコナン君たちが座っていました。
函館山はもちろん歩いて登りました。17時から場所取りです。ガスが多くこの写真を撮ったのは20時でした。
7月26日
函館市→松前町→江差町→寿都町 360㎞
道の駅 みなとま~れ寿都
函館でレンタカーを借り、渡島半島の日本海側を走りました。観光地を巡りながら、360㎞運転は結構時間がかかりました。道中のすべての道の駅に寄ったことが原因だと考えられます。北海道道の駅スタンプラリー。
北海道最南端の白神岬、最西端の尾花岬を通りました。尾花岬はトンネルになっており、岬の先端に行くには、泳ぐか船でしかたどり着けません。陸は断崖絶壁です。
夜は道の駅で車中泊をしました。
7月27日
寿都町→神威岬→余市町→倶知安町 260㎞
半月湖野営場
計画では後方羊蹄山に登り予定でしたが、天候が優れず、昨日の続きを走りました。
ウニは苦手でしたが、積丹はウニの聖地らしく、ここで食べられなかったら、人生でウニは諦めようと一番良い積丹産バフンウニを食べました。ウニは不漁で高騰しています。とても美味しかったのですが、今後普通のウニは食べられないかもです。
7月28日
俱知安町→後方羊蹄山→余市町→小樽市
歩き 11.4㎞ 車 92㎞
天気が良さそうでしたので、後方羊蹄山に登りました。日本百名山で標高1,898mです。6合目からガスガス&強風、他の登山者0人で、熊に怯えながら登りました。山頂は風がとても強いこともあり、たまに青空も見られました。エゾシマリスを見ることができました。
下山後は、小樽に向かい、車を返しました。
これで正真正銘、北海道一周です。
一年目は小樽観光ができていなかったので、フェリーの時間までぶらぶら観光をしました。
最後、フェリーターミナル横の温泉施設で入浴後、スタンドを戻すと、スタンドが折れました。3年間重たい荷物を積んだ自転車を頑張って支えてくれました。
23:30 小樽港 出港
7月29日
21:15 舞鶴港
無事、京都まで帰ってきました。
今年もローバーの仲間が迎えに来てくれました。
達成感と、来年から何をしようかと考えていました。
感想
まずは、この長い投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
3年をかけ、北海道一周を成し遂げることができました。1年目の計画では、函館で終了でしたが、車ではありますが小樽まで帰り完全な一周をできたことは、とても良かったと思います。
1 年目は多くの方々に応援していただいたにも関わらず、緊急事態宣言という外的要因ではありましたが、リタイアすることになりとても悔しかったです。それでも、うまく休みが取れ、3年でプロジェクトを完遂することができました。今後、この経験をベンチャー・ボーイ隊への指導にいかしていきます。
3 年間、応援ありがとうございました。
奈良県連盟 きたやまと地区 生駒第4団 ローバー隊 髙崎 大地