兵庫ローバースフォーラム2024

投稿者:HRS運営委員会ローバーポート担当
内容
<ローリングについて考える会>
これまでの活動の振り返りを行い、自分が活動を継続してきた理由やキーワードを探す。それらをチーム内で共有して、客観的、主観的にボーイスカウト活動を振り返り、ローバースカウトが終了する時点でどのような社会人やスカウティングを行いたいのか目標を設定する。その目標に合わせて次に1年間にどのようなことを行うのかアクションプランを設定する。
昨年度開催したHRSフォーラム2023と同様の目的・目標を基準にし、昨年度参加したスカウトには実際に決めた目標の振り返りアクションプランの評価を行い昨年度からの自身の変化を基にローバリングを継続するための目標やアクションプランを作成する。昨年参加していないスカウトに対しては振り返る時間を多く持ち、自身にとってのボーイスカウトとは何であるのかを明確にできるようにする。
概要
日時 | 2024年12月14日‐15日 |
場所 | 春至山荘 |
参加者 (参加対象者:兵庫連盟に所属するローバースカウトおよび18~25歳の指導者) | 兵庫県内のローバースカウト9名 |
目的 | ・これまでの活動の振り返りを行い、自身が活動を行ってきた意味・目的を考える ・ローバリングについて考えて、各々が自分にとってのローバリングの意味を理解することを目指す ・ローバスカウトを卒業する時に今後のスカウティングについてのビジョンを持つことを目指す |
目標 | • スカウト活動におけるターニングポイントを見出し、それが自分にどのような影響を与えたかを考える • 自分にとってのローバリングの意味を言葉に表すことができる • 今後のスカウティングについてのビジョンを言葉に表すことができる • 昨年度参加したスカウトは、1年間でどのような変化があったかを明確にし上記3つの目的を深く理解する |
参加費 | 1人1000円 |
スケジュール
事前準備
実施日 | 内容 | 決定事項など |
11月9日 | 企画書提出 | |
11月19日 | 実行委員募集開始 | |
12月1日 | 第1回会議(オンライン) | ・日時・会場決定・役割分担決め |
12月2日 | 広報開始 | |
12月8日 | 第2回会議(オンライン) | 当日内容打合せ |
12月10日 | 計画書提出 | |
12月14-15日 | 活動当日 | |
1月21日 | 第3回会議(オンライン) | 報告書作り |
2月2日 | 第4回会議(オンライン) | 報告書作り |
3月31日 | 報告書提出 |
当日
日にち | 時間 | 参加者の動き | 実行委員の動き |
当日12月14日 | 9:00 | 買い出し | |
12:30 | 実行委員会集合 | ||
14:00 | 受付開始 | 受付開始、集金 | |
14:30 | 参加者受付完了 | ||
14:40 | セレモニー | セレモニー | |
14:55 | アイスブレイク | アイスブレイク | |
フォーラム準備 | |||
15:30 | フォーラム1部 | ||
18:00 | 夕飯準備 | ||
19:00 | 夕飯 | 夕飯 | |
フォーラム準備 | |||
20:30 | フォーラム2部 | ||
22:00 | 終了 | 終了 | |
12月15日 | 7:30 | 起床 | 朝食準備 |
8:00 | 朝食 | 芋準備 | |
8:30 | 朝礼 | 朝礼 | |
ラジオ体操 | |||
9:00 | 焼き芋・キャンプファイヤー | 薪、炭、いも | |
10:30 | フォーラム3部 | ||
11:30 | セレモニー | セレモニー | |
11:45 | 片付け | ||
12:00 | 解散 | ||
活動の様子
アイスブレイク
チームワークが大切なゲームだったため、はじめましての相手とも協力し合いながら、緊張がほぐせるゲームを実施することができました。昨年は2班での実施でしたが、今年は3班になり、人数が増えたことを実感しました。しかし記録としては、1班のみの記録しか残らず、2班はタイムオーバーで無記録となった。高さも昨年の記録を下回ったことから、リベンジならず。来年も実施して、リベンジを果たしたい!!
<マシュマロチャレンジ>
ルール
4人1チームで、作戦タイムも含めて18分間で行います。
自立可能で出来るだけ高いタラーを、タワーの上にマシュマロを置きます。(パスタに利してもOKです)
テープで足場を固定してはいけません。
パスタやテープ、ひもは切ったり、貼ったりするのはOKです。マシュマロは切ってはいけません。計測の最中もタワーが立っていなければ、記録とはなりません。
準備物
乾燥パスタ:20本(1.7mm推奨)
マスキングテープ:90cm
ひも:90cm
マシュマロ:1つ
はさみ:1つ
メジャー:1つ(記録測定の為
<1人で来ましたゲーム>
時計回りに1人から順に5人まで、人数を増やして挙手するゲーム
1人目→1人で挙手して一人で来ました!
次は隣の二人で2人で来ました!
その隣の3人で3人で来ました!
5人までいったらその次はまた1人で来ましたに戻る!
間違えたらおわり!



フォーラム①
全体の雰囲気はアイスブレイクよりもすこし固めでしたが、各班和やかな雰囲気で進行ができていたため、班内でたくさん意見を共有しました。
内容
第一部:自分が活動を継続してきた理由やキーワードを探す。それらをチーム内で共有して、客観的、主観的にボーイスカウト活動を振り返り、ローバースカウトが終了する時点でどのような社会人やスカウティングを行いたいのか目標を設定する。その目標に合わせて次に1年間にどのようなことを行うのかアクションプランを設定する。
第二部:自分が活動を継続してきた理由やキーワードを探す。それらをチーム内で共有して、客観的、主観的にボーイスカウト活動を振り返り、ローバースカウトが終了する時点でどのような社会人やスカウティングを行いたいのか目標を設定する。その目標に合わせて次に1年間にどのようなことを行うのかアクションプランを設定する。
自身のスカウト人生におけるスカウト活動のモチベーションをグラフにして事故整理
モチベーションが下がった時があってもなぜ辞めなかったのかなどの問いを通して、スカウト活動の魅力について見直した。
step3の話し合いの中からキーワードを探し出し、これからのスカウト活動への動機づけをした。
ローバリングとは何かについて考えることからはじめ、ローバースカウトを卒業した時にどんな「社会人」になりたいか目的をきめた。
その目的を達成するために来年度の目標を立て、共有した。
HRSフォーラム2024のまとめを行った。


夕食
夕飯のメニューはフォカッチャと二色シチュー!!
作る量の想定が少なく途中で買い出しが必要であることや参加人数と調理器具の数が見合っていなかったために、調理時間が想定よりも長くなり時間が押してしまいましたが、食事の時間との調整で全体の時間としては大きな遅れにつながりませんでした。また、参加者を3つにわけて調理を行い、交流を深めることがができる時間であったため、満足度の高い時間を作ることができました!
シチュー(1人分)
食材 | 量 |
ジャガイモ | 1個 |
たまねぎ | 1/3 |
にんじん | 1/3 |
牛肉 | 40g |
鶏肉(ももorむね) | 40g |
パセリ | 少々 |
ブロッコリー | 1/6 |
コンソメ | 適量 |
牛乳 | 大さじ3 |
塩コショウ | 少々 |
水 | 150ml |
ルウ | 1片 |
1.鶏もも肉、野菜を1口大に切る
2.小鍋に水を沸騰させ塩を入れ、ブロッコリーを2分茹で水を切っておく
3.鍋に油を熱し、鶏肉を皮の方から炒め、塩コショウ・だしの素を入れ、両面に焼き目がつくまで炒める(焦げ注意)
4.3にブロッコリー以外の野菜を入れ、玉ねぎが軽く透明になるくらいになるまで炒める(焦げ注意)
5水を入れ、強火で沸騰させたらアクを取り、中火で20分煮込む
6.一旦火を切り、シチューのルーを少しずつ溶かしながら入れ、火をつけて弱火で5分(とろみが出て焦げやすいので注意)
7.牛乳、ブロッコリー、コンソメを入れ、5分煮たら出来上がり
フォカッチャ(ひとつ)
食材 | 量 |
強力粉 | 300g |
砂糖 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/2 |
ドライイースト | 小さじ1 |
ぬるま湯 | 180~190cc |
オリーブオイル | 小さじ2 |
ローズマリー | 1枝 |
1.ボウルに強力粉から塩までの材料を入れる。
水とオリーブオイルを一気に加え、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
2.ラップをして室温で30分間休ませる。
3.生地の外側から中心に向かって、へラで1周(6~7回)折り畳む。
4.再びラップをし、室温で30分間、1次発酵させる。
5.もう一度、生地の外側から中心に向かって、ゴムベラで1周(6~7回)折り畳む。
6.フライパンからはみださないサイズにカットしたオーブンシートの上に生地を取り出し、直径18~20cmの円形になるよう手で広げる。
7.フタをして室温でひと回り大きくなるまで2次発酵(40~50分間)。
8.表面にオリーブオイルを塗り、岩塩とローズマリーを散らし、指先でくぼみを作る。
9.フタをした状態で、弱火で片面を15分間焼くできたら片面も同じように焼く


モーニングゲーム
モーニングゲームではラジオ体操を行いました。号令で体操体形にひらけ!やー!と呼応することに兵庫を感じたスカウトもおり、地域による教育の違いも感じることができるモーニングゲームとなりました。

焼き芋とキャンプファイヤー
近くの野営地に移動し、焚火で焼き芋を焼いている間に、キャンプファイヤーを行いました。
エールマスターとファイヤーキーパーで役割分担し進行し、実行委員1人1人が持ち寄ったゲームを行いました。ゲームのレパートリーが少ない実行委員がいたが、持っているメンバーと共有し対応しました。昼間であったが十分に盛り上がり、キャンプファイヤーのゲームの知識が広がり、参加者からのゲームを出してもらうことでより知識の広がる時間になりました。


評価反省
活動目標に対して
1.スカウト活動におけるターニングポイントを見出し、それが自分にどのような影響を与えたかを考える
目標達成のためにモチベーショングラフを用いた。グラフの山や谷に着目しその点に置ける自身の気持ちを振り返ることとそれを他者に共有することで、これまでの活動を客観的に見ることができていたと考える。これらによって現在の自身の活動意義の再確認に繋がり、ターニングポイントと活動への影響を考えることができた。
反省点としては、昨年度参加したスカウトでは昨年と同様の作業になってしまった点が挙げられる。昨年度の参加者と本活動の参加者を分けると活動としてばらつきが出てしまう可能性もあるが、今後は前年度参加者を対象に特に1年間にフォーカスした方法も検討すべきである。
→参加者アンケートでは達成度5段階評価で、4/5が回答の88.9%(参加者回答率100%)であり、アンケートにおいて十分に達成した。
2.自分にとってのローバーリングの意味を言葉に表すことができる。
目標達成のために複数の事例を設定しローバリングとは何であるのかを考えた。そして、そこで考えた意見を班内や参加者間で共有し自身の言葉として表現できる場を設けた。本活動で考える時間を持つことで以前に比べてはできるようになったが、一回ではできるようにはならないものでもあると考える。そのためきっかけとしては十分だが、本活動のみで達成したとは言えないのではないか。
反省点として、昨年参加したスカウトは各々のローバーリングがあると理解し事例に沿った考えの共有をしていたが、そうでないスカウトは1つの答えがあるようなフォーラムの進行になってしまったと感じる。スカウトによって経験値が異なるため、ローバリングの考え方の前提を共有するなどローバリングの意味を理解する方法について議論の余地があると考える。
→参加者アンケートでは達成度5段階評価で、4/5が回答の77.8%(参加者回答率100%)であり、アンケートにおいて達成した。
3.今後のスカウティングについてのビジョンを言葉に表すことができる。
目標達成のために、将来の目標とアクションプランを具体的に言葉に書き表し発表を行った。参加者全員が、それぞれの目標とアクションプランを具体的に表現していたので達成したと考える。また、ローバー年代の中で一人一人活動が異なるため、ビジョンも異なり、お互いの刺激につながった。
→参加者アンケートでは達成度5段階評価で、4/5が回答の100%(参加者回答率100%)であり、アンケートにおいて十分に達成した。
4.昨年度参加したスカウトは、1年間でどのような変化があったかを明確にし上記3つの目的を深く理解する。
目標達成のために、昨年度参加したスカウトに対しては、フォーラムのパート4から意識するように伝えた。
反省点として、昨年度記載した用紙を持参することを伝えていなかったため、昨年度からの比較は活動内で十分に行うことができなかったのではないかと考える。今後は、記録として各自残しフォーラム当日に持参するように呼びかける必要があると考える。他には、記載したものを見返すことができるようにLINEグループで記録しておくことやアクションプランに対する具体的な活動報告にて振り返ることも有効ではないかと考える。
→参加者アンケートでは達成度5段階評価で、4/5が回答の100%(参加者回答率100%)であり、アンケートにおいて十分に達成した。
企画・準備段階について
- 実行委員会の発足が1か月前程度であったため準備期間が短かったが、活動内の準備の役割分担ができたことで円滑に準備を進めることができた。
- 実行委員会として下見をしていなかったため会場のイメージを持つことが不十分で、想定しきれないところで準備不足があった。
当日の動きについて
- タイムスケジュールを実行委員で十分に共有して、各自の担当箇所を充分進行することができた。そのため大きな時間の遅れなく進行できた。また、参加者と相談しながら時間の変更に対応できた。
- 担当として割り振っていない全体的な進行(活動と活動の隙間)については、実行委員として十分な声掛けができなかった反省点がある。
広報について
- 実行委員会発足が遅くなったことから影響し広報にも遅れができたために、県連からの広報が不十分であった。HRSについて、まだ知らないスカウトへ届く広報の1つであるため確実に広報できるように動く必要がある。
- これまでの活動で得た繋がりで広報をすることができ、去年度にくらべて多くの参加者が集まる結果になった。身近な人に対しては広報することができた。
事後アンケートについて
- 実行委員で担当を付けることを忘れており、準備が遅くなった。回答率はよかったが、内容の点に関して各評価の理由が分からないものになったため次回以降は改善すべきである。
準備資料・提出物について
兵庫連盟へ以下の書類を提出しました。
- 企画書
- 計画書
- 安全対策書
- 予算書
- 各プログラム計画書
広報を目的として以下のものを作成・配布しました。
- 案内状
- 案内ポスター
- 参加者申し込みフォーム
準備資料として以下のものを作成しました。
- 企画進行シート
- 準備物・購入品リスト
- 実行委員タイムテーブル
参加者に以下のものを作成・配布しました。
- 活動後アンケート
所感
昨年度に引き続き実行委員長として活動を展開し、今年は実行委員として行うことができて昨年度の反省を活かすことができた。実行委員会に初めて参加するメンバーが多数であることと準備期間が短かったことで、メンバーに負担をかけたり理解を充分に得ているのか確認できずに進めたりした点があるのではないかと実行委員長として反省点が多く残る形となった。
活動は昨年度に比べて多くの参加者と共に有意義な時間を過ごすことができたと感じており、ローバリングの実践のためにこのような活動を継続していきたいと強く考える。(HRSフォーラム2024チーフ)
コンタクト
投稿に関して何かご質問等ございましたらこちらからよろしくお願いします。
また、兵庫ローバースは、兵庫連盟に在籍するもしくは所属は兵庫連盟ではないが、
兵庫県に在住のローバースカウト及び同年代指導者を参加対象としています。
活動に興味のある方、メールおよびInstagramのDMよりご相談ください。
兵庫ローバース運営委員会
Email:hrs@hyogo.scout.jp
Instagram:hyogorovers