内容
大阪連盟ローバースで、年3回実施する独自プロジェクトの第2弾としてパラシュートハイクを実施しました!
参加したスカウトたちは、読図やコンパスといったスカウト技能や観察眼を駆使して制限時間以内にゴールまでたどり着くことができたのでしょうか?
概要
活動名 | 君たちはどう帰るか |
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目的 | 班のスカウトで協力し、読図やコンパスといったスカウト技能や観察力を用いて本 プログラムを完遂することでスカウト技能と協調性を育む。 |
目標 | ・コンパスと周囲の観察によってスタート地点を推定する ・読図の技能を用いて制限時間以内に全員がゴール地点にたどり着く ・連盟プログラム初参加のスカウト7名を含む25名以上の参加 |
日時 | 2024年11月23日(土)10:00~16:45 |
場所 | 大阪府内(詳しくは事前準備を参照) |
参加対象者 | 大阪連盟に所属するローバースカウト及び同年代指導者 |
参加者 | 13名(募集定員40名) |
スケジュール
時間 | 活動内容 | 備考 |
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10:00 | 天王寺公園(てんしば)集合 | |
10:10 | 開会式、班分け発表 | ※ルール説明を行った。 運営を含めて3班を編成し、一部運営はゴール地点で待機をして有事に備えた。 |
10:30 | 班ごとにスタート位置に移動 | 公共交通機関を用いて移動した。 スタート位置が地図上ですぐにわからないようにスタート地点はバス停とした。 |
11:00 | 1班バス停に到着、出発 | |
11:30 | 2班バス停に到着、出発 | |
11:40 | 3班バス停に到着、出発 | |
12:30 | 各班で昼食 | |
15:00 | 1班大道南公園到着 | |
15:36 | 2班大道南公園到着 | |
16:01 | 3班大道南公園到着 | |
16:30 | 閉会式 | |
16:45 | 解散 |
※ルールは以下の通り
・配布した地図と個人装備のコンパスを用いて現在地を推定しゴールまで帰還すること。携帯電話の地図アプリを使用するのは禁止。これについては各班担当の運営が監視する。
・制限時間は16:00とする。16:00以降は携帯電話の地図アプリの使用を解禁する。
スタート位置はゴール地点より約12kmのバス停を選定しました。この時にほかの班と途中で合流することがないように十分気をつけながら選定を行いました。
活動の様子
集合
今回の参加者の集合写真です!
スタート位置の推定中
班ごとでスタート位置まで移動して、スタート位置を推定します!
ゴールに向けて移動開始!
しっかりと地図を確認しながらゴールを目指して進みます!
ゴールに到着!
無事全班がゴール地点に到着しました!
事前準備
書類
・計画書
・案内文
・申し込みフォーム
・班編成表
・参加者アンケート
・報告書
提出物
本活動は大阪連盟に所属するローバースカウト及び同年代指導者を対象としたため、計画書および案内文を大阪連盟理事会に提出し、承認を得ました。また、大阪連盟から活動予算をいただいたので報告書および会計報告を大阪連盟に提出しました。
下見
運営として大阪連盟ローバース役員8名が参加する予定であったため、待機するスカウト1名を除いて最大で7班編成が可能なように7つのスタート位置を設定し、各役員に割り当てました。下見当日はそのうち4名が参加し、集合場所からそれぞれの担当班のスタート位置への経路を確認しました。今回はパラシュートハイクであったのでスタート位置からゴール地点までの下見は行いませんでした。
申し込み人数が想定よりも少なかったこともあり実際は3班体制で行い、使用しないスタート位置に割り当てられていた運営のスカウトはスケジュールの備考に記載している通り、有事に備えて待機するスカウトとほかの班に参加するスカウトに分けました。
準備物
国土地理院が提供しているサービスである地理院地図を使用して、参加者に配布する地図を準備しました。A3高画質(横)でPDFファイルを作成し、印刷については大阪連盟事務局に協力していただきました。下に準備したPDFファイルを添付しておきます。
評価反省
目的について
各班スカウトが協力し、想定されたスカウト技能を用いてプログラムを完遂できました。所属地区の異なるスカウトが同じ班になるように班編成を行ったので地区を超えたスカウトと協力して活動することもできたと思います。
目標について
①コンパスと周囲の観察によってスタート地点を推定する
すべての班がスタート地点を推定することができていました。しかし、大阪市内で開催したため、土地勘があることや道路標識を見ることで簡単にスタート位置の推定ができたという意見が見られたので、近隣県での開催のほうが本プログラムに適していたように思われます。
②読図の技能を用いて制限時間以内に全員がゴール地点にたどり着く
すべての班が制限時間以内にゴールにたどり着くことができ、参加者の使用した地図を確認すると読図の技能を駆使してプログラムに取り組めたことがうかがえました。しかし、こちらも道路標識や土地勘をもとに読図なしに移動が可能であったことから異なる場所で開催することでより目的目標に即したプログラムが実施できたと思います。
③連盟プログラム初参加のスカウト7名を含む25名以上の参加
運営として参加したスカウトを含めて、参加者総勢13名、初めて連盟プログラムに参加したスカウトは0名でした。参加者の活動認知のルートも知人が連盟ローバース役員や地区代表であるか、地区代表からの地区会議での連絡であり、所属団の指導者から聞いたスカウトやSNSの投稿を見て参加したスカウトは0でした。今後の課題としてどのように地区会議等に参加しておらず、情報を受け取りにくいスカウトに対して活動の情報を伝えるのかということが挙げられると感じました。
全体を通して
プログラムとしてはおおむね良いものであったが、歩行距離が長すぎたことと、目標の評価反省でも書いた通り大阪市内で開催したことで冗長になってしまいました。技能面を意識したプログラムが、参加者に好評であったのはよかったです。