【栃木ローバース】9年ぶりの開催!第20回栃木県キャンポリー!

はじめに
皆さんこんにちは!栃木ローバース(TRS)です。
私たちTRSは栃木県を中心に活動するローバースカウトの組織です。
今回は、第20回栃木県キャンポリーについてご紹介します!

※本投稿で使用しているロゴ、写真、コメントについては大会本部(栃木県連盟)に使用の許諾をとっています。
※一部の写真に本部要員として参加したTRSに所属していないローバースカウト、ベンチャースカウトが写っています。
栃木県キャンポリーって?
栃木県連盟創立3年目の1951年に烏山落石川原で第1回大会が開催して以来、4年を周期に開催されている県連盟主催の伝統ある行事です。
県内のボーイスカウト年代が一堂に会し、多くの仲間と友情を育み、スカウト精神を高めること
これまでの活動で培ってきた成果を、キャンプ生活やプログラムで披露することで、互いに刺激し合い、高め合い、自己成長につなげることを目的としています。
第20回 栃木県キャンポリー
大会概要
大会名 | 第20回 栃木県キャンポリー (略称:20TC) |
大会テーマ | 「Make New History」 ~100周年に向けて、新たな歴史を刻んでいこう~ |
開催期間 | 参加隊:2025年8月8日(金)~8月11日(月) 3泊4日 本部要員:2025年8月7日(木)~8月11日(月) 4泊5日 |
開催場所 | 公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟 那須野営場 〒329-2756 栃木県那須塩原市西三島7丁目334 |
参加者数 | 総勢314名 (うち栃木ローバース12名) |

※参加者数は大会本部が発表した人数です。本部要員・オープンデー参加者も含まれています。
大会スケジュール
0日目 | 8月7日(木)1日目 | 8月8日(金)2日目 | 8月9日(土)3日目(オープンデー) | 8月10日(日)4日目 | 8月11日(月)|
AM | ー | 設営 (参加隊 入場) | 場外プロ 奉仕 VS RS交流プロ 参加 | 個別(地区)プロ 奉仕 | 閉会式 撤収 |
PM | 本部要員 入場 設営 | VS RS交流プロ 参加 | 信仰奨励プロ奉仕 VS RS交流プロ 参加 | 個別(地区)プロ 奉仕 大営火 最終打ち合わせ | 退場 |
ナイト | 設営 | 開会式 | VS RS交流プロ 参加 | 大営火 運営 | ー |
TRSは、県連盟から依頼を受け大会本部(運営本部 行事部 全体行事班)に所属し、大会3日目のナイトプログラム大営火の企画・運営を中心に奉仕を行うこととなりました。
はじめてのTRS企画・運営の大営火!
事前準備
5月末に企画の依頼があり、6月の中旬から事前準備が始まりました!
TRS全体ではオンラインで6回、対面で1回、計7回打ち合わせを行いました!
日 時 | 内 容 | 場 所 |
6月19日(木) 21:00~ | キックオフミーティング | オンライン |
7月2日(水) 21:00~ | ゲーム案出し | オンライン |
7月9日(水) 21:00~ | ゲーム案決定 | オンライン |
7月16日(水) 21:00~ | 導入内容案出し | オンライン |
7月22日(火) 21:00~ | 下見確認事項の決定・進捗確認 | オンライン |
7月27日(日) 14:00~ | 現地下見 | 那須野営場 カブ広場 |
7月29日(火) 21:00~ | 当日役割決定 | オンライン |
前回開催されたのが9年前ということもありキャンポリーを知らない、経験したことのないメンバーが大半でした。
そのためキックオフミーティングを開催し、参加経験のあるTRS代表から前回大会(18TC)のプログラム概要についての説明がありました。
プロジェクトチームの幹部メンバーは、必要に応じて大会本部の担当者(ユース担当)と打ち合わせを実施し、進捗状況の共有、今後の流れについて確認を行いました!
書類の管理はGoogleDriveで、メンバー間の連絡はSlack、オンラインミーティングはGoogleMeetを主に使用しました!
全体ゲームについて
ゲーム名 | 歴史修復ゲーム |
会場 | ボーイスカウト日本連盟 那須野営場 カブ広場・冒険の森 |
日時 | 2025年8月10日(日) 19:30~21:00 |
目的 | ・全体ゲームを通して栃木県連盟100周年に向け意識を高める |
目標 | ・大会テーマ「Make New History ~100周年に向けて、新たな歴史を刻んでいこう~」に合わせたプログラムを実施する ・大会期間中最大の盛り上がりを作り上げる |
概要 | ・歴史の出来事が書かれた札を正しい年代の松明台に戻す儀式を行い、歴史を修復するゲーム ・参加者はランダムなグループに分かれて、各グループで指定された札を会場内で探す ・札に書かれた出来事と、松明台の近くにいる歴史の住民の発言から年代を推理し、正しい松明台に札を設置する。 |
下見






当日準備&リハーサル






儀式の様子













全体のストーリーは
「未来のスカウトが歴史を変えようとしたせいで過去の歴史に影響が出てしまった。その影響の一つとして前回のキャンポリー(18TC)に参加していたスカウトが本キャンポリー(20TC)に迷い込んできてしまったようだ。栃木県のボーイスカウトたちが集まるキャンポリーの3日目の夜に、儀式を行うことで歴史をもとに戻すことができる」というものでした。
儀式は成功し9年前のスカウトと歴史の住民は無事にもとの時代に戻ることができました!
最後に2048年(栃木県連盟100周年の年)のスカウトから今回のキャンポリーでもまた歴史を作ったこと、これからは私たちが歴史をつくり、栃木県連盟の100周年その先の未来を作っていこうというメッセージが参加者に伝えられました!
そして、今回のキャンポリーで参加者のスカウトたちが多くの歴史を作ったことを証明する動画を流し全体ゲームを終えました!
奉仕に参加したTRSメンバーからの感想
大営火への点火を担当しました。
最も意識したのは「安全面」でした。通常とは異なり、火を滑車で滑らせて着火させるという特殊な方法を採用したため、より一層の安全対策が求められました。そのため、仲間との綿密なコミュニケーションを心がけ、事前準備や確認作業を徹底しました。
しかしながら、運営の過程ではいくつかの課題も浮き彫りになりました。例えば、滑車の角度計算が不十分だったことや、張ったワイヤーを他のスタッフがずらしてしまう可能性などを事前に想定できていなかった点など、改善すべき点が多くありました。これらの反省点は、今後のプロジェクト運営に活かしていきたいと考えています。
最終的には、参加者の皆さんにも楽しんでいただける大営火となり、無事に終えることができました。この経験を通して、企画運営の難しさとやりがい、そして仲間との協力の大切さを改めて実感しました。
企画に携わって、導入を考え、流れを考え動線を考える難しさを学びました。また、想像で考えることと実際にできることが異なるので、現実味のある筋の通ったシナリオにすることが難しいと感じました。ですが、プロジェクトリーダー等を筆頭に衣装の準備や物品の準備、資料の準備まで見事終えることができたと思います。
今回は準備期間が短かったので、大変でしたが、ボーイスカウトの子たちが楽しんでくれていたので良かったと思います。また、ベンチャースカウトの子たちとの交流も新鮮でとても楽しかったです。参加できて良かったなと思います。ありがとうございました。
ゲームを準備する過程で栃木県連盟の歴史を学ぶ機会がありました。
入団してから10年以上経過しているが初めて知る出来事があり、まだまだ知らない歴史があるなと感じました。今回のプロジェクトでは初めてのことが多くプロジェクトチームの幹部メンバーに頼ってしまうことが多かったと反省しています。次回開催される予定の2029年はTRSの最年長の年なので携わることがあれば、今回の経験を活かして引っ張っていく立場として参加したいです!今後もTRSの一員のとして未来のスカウトに驚かれるような歴史をつくっていきます!
事前にメンバーで何度も会議を重ね、参加者にとって思い出に残るプログラムとなるように試行錯誤を続けました。本番では寸劇の担当として、参加者と直接関わりながら場を盛り上げるよう心掛けました。最終日には参加者の方から声をかけていただき、活動に携われた喜びと大きな達成感を得ることができました。
今回の活動を通して、事前準備の大切さや仲間と協力して一つの企画をつくり上げる難しさを学びました。また、参加者の反応から、自分たちの工夫や努力が相手に伝わる喜びを感じました。
大営火プロジェクト幹部メンバー挨拶
統括

20TCの企画・運営に関わってくれた、ローバースカウト・ベンチャースカウトの皆さん、ありがとうございました。
また、県行事にローバースカウト・ベンチャースカウトの活躍の場をいただくことで、他では味わうことができない経験をすることができました。ご支援いただいたコミッショナー、プログラム委員のみなさま、本当に感謝いたします。特にユース担当には企画段階でプログラムの決定やストーリーの展開方法など多大なるご支援を賜りました。重ねて感謝いたします。
6月末からプログラムの企画を始め、学生はテスト期間と被って時間がない中、一生懸命取り組んだ成果が当日に出せたと思っています。大営火は雨の中の開催でしたが、スカウトたちの笑顔が見られたのは何よりも良かったと感じています。また、大会期間中は担当のプログラム運営だけでなく、ほぼ全てのプログラムに奉仕として参加していたかと思います。各プログラム展開を行なっている姿はボーイスカウトたちの憧れの姿になれていたと撮影をしながら感じていました!
キャンポリー期間を通して、たくさんの学びや反省点などあるかとは思います。(私は反省点がたくさんあります)今回限りとはせず、今後も一緒に栃木県を盛り上げていきましょう!!
統括補佐

今回のキャンポリーは、多くの方々のご協力に支えられて実現することができました。本当にありがとうございます。
一方で、自分自身の至らなさを感じる場面もあり、悔しさも残っています。その経験を次につなげ、学んだことを他の場面でも活かせるよう努力していきたいと思います。

TRSは、大営火の企画・運営をはじめ、場外プログラムのチェックポイントや場内プログラムの運営などの奉仕をしました。
特に大営火では、火を使った演出や、栃木県連盟の歴史を知ってもらえるようなゲームを実施できたと思っています。
ボーイスカウトにとって大切なキャンポリーでTRSがこのような役割を任せていただいたのは大変光栄でありTRSにとってとても貴重な経験になりました。
今後も精進し、栃木のボーイスカウト運動に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
その他のプログラムには奉仕として参加!
開会式
参加者の整列、司会、全体ストーリーの寸劇を担当をしました!
旧制服を来ているのは9年前のスカウト!?










場外プログラム
ハイキングのチェックポイントを担当しました!





個別(地区)プログラム
TRSには地区委員をしているスカウトもいます。
地区委員として活動したり、他メンバーは急遽、一部の地区のプログラムの奉仕をしていました!







閉会式
整列や司会の担当をしました!




撮影班
TRSのSNSを用いたキャンポリーの広報計画を立てたため、大会中の撮影を実施していました!


VS・RS プログラムにも参加!
そうめん塔
那須野営場にある竹を使って流しそうめんを行いました!
信号塔を作成しそこから流したため”そうめん塔”です!
1日目には、野営場内の竹を切ったり、信号塔の模型作成をしました。
2日目に実際にパイオニアリングと流しそうめん台の作成をしました。
場外プログラムから帰ってきた疲れているスカウトに、おやつ(ゼリー、飴など)を流しリフレッシュしてもらいました!大会本部に所属している指導者、VS・RSは大会2日目の夜に流しそうめんを楽しみました!














VS・RS 交流ナイト
本部要員として参加しているVS・RSと参加隊として参加しているVS・RSを交えてキャンプファイヤーを行いました!
キャンプファイヤーの後には本部要員のVS・RSでボーイスカウトについて語り合う「Talk & Think」を実施しました!




那須のコンシェルジュ
県コミッショナーの案内のもとボーイスカウトの歴史が詰まっている那須野営場について学びました!
大会3日目のオープンデー参加者に学んだこと活かし会場の案内をする予定でしたが、雨の為中止となりました


栃木県連盟役員からTRSへのメッセージ
野営長 (栃木県連盟 理事長)

栃木ローバースは、2020年(令和2年)2月2日に結成されて以来、創始者ベーデン・パウェル(以下、BP)が1922に発行した『ローバーリング・ツウ・サクセス』の訳者で、初代那須野営場長の中村知先生が提唱された「ローバー電源論」のごとく、本県連盟の様々な行事で発電し続け、スカウティングという大運動のメカニズムを支え続けています。
そして、第20回栃木県キャンポリー大会では、ベンチャー・ローバースカウトたちの「参画の輪」が形成されていました。「参画」とは、Participationです。大会の一部分(Part)であるプログラム部門を引き受け、彼らの自由な発想と実行力によって、魅力的な活動を作り続けていました。
今後とも、愉快なローバーリングを展開し、個人の幸福につなげていくことと期待します。
Happiness is yours if only you paddle your canoe aright. (by BP)
副野営長 兼 運営本部長 (栃木県連盟 県コミッショナー)

キャンポリーでは大変お世話になりました。ありがとうございました。
私からの多くの無理難題の要望をプログラムに組み込むだけでなく、各地区で先行して決められたプログラムも組み込み、プログラム全体の見直しから導入・展開を考え、そしてテーマに合わせて流れを構築しなければならなかったことは、とても大変だったと思います。それにもかかわらず、うまくまとめて展開できたとことに感謝しています。
また、ベンチャースカウトは他団スカウトとの交流や、ローバースカウトの活動を見る機会にもなったと思っています。
良い仲間とともに、素晴らしい経験ができたキャンポリーだったと考えています。今後の皆さんのご活躍を期待しています。
副野営長付 兼 行事部 部長 (栃木県連盟 プログラム委員長)

第20回栃木県キャンポリー、無事終了しました。
ローバースカウトの皆さんの助けがあったからこそです。ありがとうございます。チョトだけ言えば、もう少し早めに動いてもらえると良いかなと思いました。自信を持って行動して良いと思います。ベンチャースカウトを引っ張って行ってください。
本当にお疲れ様でした。
行事部 副部長 全体行事班 場内プログラム担当 (栃木県連盟 プログラム副委員長 ユース担当・TRS出身)

県キャンポリー、本当にお疲れ様でした!
準備期間が短かったにもかかわらず、皆さんがプログラムに真摯に向き合ってくれたおかげで、スカウトたちの思い出に残る、そして大会テーマである「Make New History」を実現することができたと思っています。
個人的に、ベンチャーローバー達を大会奉仕だけでは終わらせないぞ!という気持ちがあり、VS・RSプログラムをいくつか準備させてもらいました。その当日運営にもTRSには積極的にご協力いただき、本当にありがとうございました。
今回のキャンポリーを通して、ローバースカウトの素晴らしさを多くの人に伝える良い機会になったと思っています。至らぬ点もあったかと思いますが、改めて皆さんに心から感謝いたします。
引き続きTRSから栃木を盛り上げていってください!
会場の様子をリアルタイムで配信!
会場に足を運ぶことのできない保護者の方や県内外のスカウト関係者の方々に活動の様子を知ってもらえたらいいね!という意見が出た為、大会本部より許可を頂き【栃木ローバース】公式インスタグラムで会場の様子をほぼリアルタイムで配信を行いました!
また、参加隊の広報(SNS)担当の方にインスタグラムで投稿する際、TRS公式アカウントを共同投稿者に設定していただけるようにお願いをしました!
参加隊のキャンプサイトでの様子がすべて、TRSのプロフィール画面からも見れるようになりました。
\ボタンだよ!/
/ボタンだよ!\
大会ロゴもデザインしました!
昨年のカブラリーに引き続きロゴのデザインをTRSが担当しました!
デザイン

デザイナーコメント

今回の大会テーマ「Make New HISTORY~100周年に向けて、新たな歴史を刻んでいこう~」とプログラムテーマ「ピース」「スカウトスピリッツで未来をつなぐ」「On Your Mark」をもとにデザインを作成しました。
分厚い本のページ上に那須をイメージした山川を描きました。これによってこれまでの栃木県連盟や那須の歴史を表しました。そこでキャンプが行われ、また大きな足跡が刻まれた様子を描くことで、「スカウトたちが新しい時代を作っていく」ということを表現しました。また、平和の象徴である白い鳩を描きました。
おわりに
今回は、第20回栃木県キャンポリーについての紹介でした!
これからも、TRSは栃木県連盟の一員として歴史をつくり、県連盟の100周年その先の未来を作っていきます!
私たちTRSは公式インスタグラムでも活動報告を発信しています。ぜひご覧ください!
また「TRSと一緒にプロジェクトをしてみたい!」という方も、お気軽にDMをお送りください。
現在、夏プロジェクトが進行中です!
次回の投稿も栃木県連盟の歴史のように首を長~くしてお待ちください!
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