組織概要

正式名称全国ローバースカウト会議
英称Rover Scout Council of Japan
略称RCJ
活動場所全国
憲章「全国ローバースカウト会議憲章」(令和5年5月27日改訂憲章)
設立2012年5月

紹介文

全国ローバースカウト会議(RCJ)とは、全国のローバースカウトの意思決定機関で、ボーイスカウト日本連盟に加盟登録のある18歳から26歳のスカウトによって構成されています。

各種SNS

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まとめ

 僕たち中国四国ブロックは昨年の8月にオンライン会議ツールを用いてブロック内のローバースカウト同士の交流を促進するためにオンラインイベントを実施しました。今回はブロックイベントの準備から開催までの様子をお届けします。最後までお付き合いくださいませーーー

概要

開催日時2023年8月23日(水) 19:30~21:45
開催場所Google meet
目的 ブロックイベントを通して、今までよりも中国・四国ブロックのスカウト同士の交流を活性化させ各個人の活動につなげてもらうことを軸に対面でのブロックイベントに参加してもらえるスカウトの人数を去年の1.5倍(約40人)まで増やす事を目的と資本事業を開催する。中国四国ブロックのスカウト同士で現在の状況や当ブロック活性化のための施策などを話し合い、中国四国ブロックをよりよくする案を考えることでベンチャースカウトからローバースカウトへの進級率を向上させる事も本事業の目的とする。
目標 各県の行っている活動を共有し、自身のスカウト活動を振り返ることにより普段の活動への意欲が高まることを目指す。また、対面でのブロックイベントで行いたい活動や食事などを考えてもらうことで、自然と対面での活動も参加したいと思ってもらえるようにする。 さらに、中国四国ブロックのスカウト活動の問題点について話し合い、改善案を考える。
参加者数24人(10県連盟より)
活動内容アイスブレイク
プチフォーラム
対面ブロックイベントに向けて

スケジュール

日時内容内容
6/23キックオフミーティング・企画立案・各担当者決めその他会議の実施日はスペースの都合上省略しております。
7/8企画書提出※承認日
7/14計画書提出※承認日
8/22事前リハーサルオンライン会議ツールにて実施
8/23オンラインイベント当日

活動の様子

この写真は参加者で記念撮影をした時にとったものです。オンラインならではの整列っぷりです(笑) オンラインの活動も楽しいですが、写真を撮るとき少し寂しさを感じるのに共感する人いませんか???

この写真は始まる前に自分のパソコンを映したものです。運営側で参加したので参加者に待ち時間をも楽しんでもらおうと思いカンペ風のノートを用意し音を出さずに相手を笑顔にする方法を模索した結果でもあります。。。オンラインのイベントは参加者間の距離が遠いですが、いかに近くにいるかのように錯覚させるかが運営するうえでのポイントであるような気がします。(勝ちの条件はパソコンの電源を切った時に参加者をどこまでさみしくさせるかです!)

このほかにもジャムボードを活用した活動や無料で利用できるオンラインゲームを用いたアイスブレイクなどオンライン活動ならではの利点をフル活用したプログラムで参加者の皆さんに楽しんでいただくことができました!現在は対面でのブロックイベントに向け全力で準備中です!!

所感

今回はオンラインでのブロックイベントに取り組みましたが、慣れていない部分もあり準備にとてもてこずりました。ノウハウを次の世代に引き継げるようにするための報告書作成の重要性にも気づきました。当日は参加者から参加してよかった!や、楽しかったありがとう!との声が聞けたので実施してよかったと思いました。今は対面でのブロックイベントに向け着々と準備を実施中です、中国四国ブロックにご在住ご在勤、ご在学の皆さんはぜひ参加の方よろしくお願いします。皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。では。

まとめ

前年度までの活動の集大成として滋賀県で3泊4日の野営訓練を行いました!ハイキング、湖プログラム、キャンプファイアーなどプログラムてんこ盛りでしたが、きちんと目標・計画を定めて良い訓練になりました。来年は5泊6日やりたいですねぇ

概要

プロジェクト

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プロジェクト名第4期 夏季野営訓練:もう起きちゃいかが?森影のキャンプ
日時2023年9月26日(火)~29日(金)
場所比良げんき村(https://hira-genki.com/
活動テーマB技能、C運営

目的

自然豊かな滋賀県北小松で環境に配慮しながら様々なプログラムを実施し、参加者の野営技能の充実、チームワーク・協調性の向上を図る。

目標(Can-do)

野営管理:
①タイムスケジュール通りにキャンプを実施する。
②キャンプサイトを整頓された状態に保つ。

野営技能:
③火おこしの方法を習得する
④たちかまどの作成を習得する

環境への配慮:
⑤ごみを分別する
⑥ごみの量を削減する
⑦地産地消に取り組む。

地域性:
⑧滋賀県の地理について理解を深める
⑨滋賀県の食材について理解を深める

SDGs

12.つくる責任、つかう責任
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

スケジュール

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企画書提出日2023年8月9日
計画書提出日2023年8月20日
下見2023年9月21日
事前打ち合わせ2023年9月24日
活動日2023年9月26日(火)~9月29日(金)
報告書提出日2023年11月20日(月)
9月26日
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時間内容担当備考
09:00JR大阪駅中央改札集合実行委員荷物運搬チームは08:30に豊中に集合
しトラックに荷物を積みこむ。
09:16出発09:10トラック出発。運搬チームは電車で移動。
10:19JR北小松駅到着
10:45比良げんき村到着トラックの到着が遅れたため12時前に荷物の持ち込み開始。
12:00昼食実行委員
12:30開村式各自持参。
12:45設営野営管理係
15:00プログラム①「木工」

15:00 説明
15:10 ロープ結び練習
15:30 たちかまど作成
プログラム係まき結び、ねじ結び、角縛り、はさみ縛り、八の字縛りを練習後、立ちかまどを作成した。
16:30夕食準備炊事係
18:00夕食
18:40プログラム②「ウェルカムファイアー」

18:40 説明
18:50 ファイアー開始
20:00 ファイアー修了
プログラム係焚き火台の火を囲んで、キャンプ/今後の活動の目標を話し合った。
21:00振り返り会議実行委員今日の活動の評価反省と明日の担当の割り振りを行った。
22:00就寝
9月27日
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時間内容担当備考
05:30起床
06:00朝食準備炊事係
07:00朝食
08:00点検野営管理係
08:15朝礼実行委員
09:00プログラム③「ハイキング準備」

09:10 説明
09:30 ルート検索
10:00 バックベアリング
プログラム係コンパスの基本的な使い方を練習した後、近くの広場でバックベアリングの正確さを2班で競った。
10:30昼食準備炊事係
11:00昼食
12:30プログラム④「ハイキング」

12:30 事前説明
12:40 比良げんき村 出発
13:45 楊梅の滝 到着
14:22 涼峠 到着
14:45 比良げんき村 到着
キャンプ場から涼峠までハイキングを行った。
外部リンク:行程
14:50比良げんき村発
15:25北小松駅
15:52比良駅送迎バスあり。
16:00比良とぴあ
入浴
17:55比良とぴあ
18:11比良駅送迎バスあり。
18:25北小松駅
18:50比良げんき村
19:00夕食準備炊事係
20:00夕食
21:00振り返り会議実行委員
22:00就寝
9月28日
スクロールできます
時間内容担当備考
05:30起床
06:00朝食準備炊事係
07:00朝食
08:00点検野営管理係
08:15朝礼実行委員
09:00プログラム⑥「湖プロ準備」

09:00 集合
09:10 説明
09:50 海ゴミアート教育プロジェクトについて会議
10:50 解散
プログラム係海ゴミアートプログラムに関する話し合いを行った。
11:00昼食準備炊事係夕食準備もしておく。
12:00昼食
13:00プログラム⑦「湖プログラム」

13:00 集合
13:19 北小松駅
13:23 近江高島駅
13:49 白ひげSUP到着
14:30 SUP体験 開始
16:30 SUP体験 終了
16:50 白ひげSUP出発
17:54 近江高島駅
17:59 北小松駅
18:20 比良げんき村 到着
プログラム係
18:30夕食BBQ
20:00プログラム⑧「キャンプファイアー」

①営火入場
②「燃えろよ燃えろ」
③ゲーム
④ゲーム
⑤「静かな湖畔の森の影から」
⑥ゲーム
⑦ゲーム
⑧「一日の終わりに」
⑨ヤーン
プログラム係
21:00夕食片付け炊事係
22:00振り返り会議
22:30就寝
9月29日
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時間内容担当備考
05:30起床
06:00朝食準備炊事係
07:00朝食昼食も作る。
08:00点検野営管理係
08:15朝礼実行委員
09:00撤営
11:00昼食
12:00閉村式実行委員
12:30比良げんき村 出発荷物運搬チームは13時30分にトラックに荷物を積み込み、積み込み後電車で移動した。
13:14北小松駅
14:28大阪駅
14:30解散実行委員荷物運搬チームは15時30分に豊中集合して積み下ろし、16時10分に解散した。

活動の様子

設営

運搬トラックの遅れを取り戻すべく超高速の設営。ただのローバー隊のキャンプでもこれだけテントをたてれば壮観ですね。たちかまどはHフレームから始める方法でたてました。

ハイキング

キャンプ場からそのまま迎える涼峠までプチハイキング!雨が心配されましたが、なんとか晴れの中で行程を終えました。戻ってきたあとは近くの温泉で疲れを癒やしました。

SUP

近くの海岸まで移動し、SUPを楽しみました。メンバーの中には経験者もいましたが、波が強かったので経験/未経験関わらず、ばんばん落ちていました。行きは追い風なんですが、帰りは向かい風で途中心が折れそうになりました。

キャンプファイヤー

最後のプログラムはキャンプファイアーです。去年のキャンプでは参加人数の都合もあって、火を囲んでしっぽりという感じだったのですが、今回はスタンツの担当や、ソングマスター、エールマスターなどきちんと割り振るガチ営火でした。とっても楽しかったです。

事前準備

企画スタート

大阪大学ローバースの年度は9月始まりなので、毎年キャンプは前年度までの活動の集大成という位置づけになっています。企画メンバーは8月から集まって、今年度取り組んだこと、今年度中に達成しておきたい目標などを振り返りながら企画を進めました。

下見

3泊4日のキャンプで、しかもプログラムも多いということで下見はしっかり行いました。あいにく大雨でしたが、晴れ間をぬってハイキングのコースも下見しました。キャンプ場の型がとにかく易しかったです。

評価

野営管理:
①タイムスケジュール通りにキャンプを実施する(5点)
②キャンプサイトを整頓された状態に保つ(5点)

野営技能:
③火おこしの方法を習得する(3.5点)
④たちかまどの作成を習得する(5点)

環境への配慮:
⑤ごみを分別する(5点)
⑥ごみの量を削減する(5点)
⑦地産地消に取り組む(3点)

地域性:
⑧滋賀県の地理について理解を深める(4点)
⑨滋賀県の食材について理解を深める(3点)

野営管理、野営技能、環境への配慮についてはよく達成することができました。大学からボーイスカウトを始めたメンバーや、中学時代スカウト活動から離れていたメンバーなど、技能のレベルが様々ななかで、お互い教え合いいい訓練になりました。地産地消や滋賀の文化・地理を考える時間をあまりとることができなかったのでそこは反省点です。

参加者感想

  • 楽しかったです!企画者として携わることができて、スキルアップ等にもつながり良かったです!
  • がちで楽しかったです、ありがとう!お疲れさま。
  • 長期間企画お疲れ様でした。魅力的なプログラムが多くて楽しかったです。
  • 途中からの参加ではあったのですが一つ一つのプログラムをとても楽しく行うことができました。これからは夜更かしをもっとできるようになりたいと思います。ありがとうございました!
  • 普段より多くの人と交流できてよかったです。
  • ありがとうございました。
  • 自分が企画者でしたが、よく頑張ったと思う。しっかり来年につなげたい!
  • お疲れ様でした!久しぶりに本格的なキャンプを楽しめました。

まとめ

九州・沖縄ブロックで初となるブロックイベントを長崎県諫早青少年自然の家で行いました。

ブロック内外のローバースカウト計13人(実行委員含む)が参加をし、10月7日から9日の間に行われたBBQ、フィールドワーク、ヴィジル等を通して親睦を深めることができました。

概要

目的九州・沖縄ブロック内でのローバーリングについての共通認識をつくり、九州・沖縄ブロックの活性化を図る。この際、ブロックイベントを通じてスカウト活動・ローバーリングについての認識を改めるとともに、様々な環境で活動しているスカウトと交流することで、活動の視野を広げる。
目標①ビジルの開催により、活動のモチベーションを高める(事後アンケート)②班活動の実施で友情を深める(連絡先を増やす)③ブロックイベントの輪を広げる(第二回へつなげる)④20人参加
日時令和5年10月7日(土)~9日(月)
場所国立 諫早青少年自然の家
参加者13名 (実行委員4名)
活動内容仲良し、味よし、末吉BBQフィールドワーク・発表ヴィジル
予算・参加費予算72,000円参加費6,000円
支出交通費15,000円食材費 26,655円備品購入費 7,115円その他 1,450円合計 50,220円※差額の 21,780円は、等分して徴収した参加者に返金する。

スケジュール

8月4日

九州沖縄ブロックに登録しているRCJ構成員を対象に実行委員募集を開始。

8月20日

実行委員募集を終了。

8月21日

実行委員会の立ち上げ。

実行委員会議

  • 9月3日
  • 9月14日

9月15日

RCJ九州・沖縄ブロックのInstagramアカウントにて第1回目参加者募集実施。

9月20日

RCJ九州・沖縄ブロックのInstagramアカウントにて第2回目参加者募集実施。

実行委員会議

  • 9月27日
  • 10月2日
  • 10月6日

10月7日

時間内容
13:00実行委員集合 打ち合わせ
15:30参加者集合 受付
16:00開会式・班編成・写真撮影
設営
18:00【プログラム①仲良し、味よし、末吉BBQ】※準備、片付け含む
20:00班長会議・班会議
21:00実行委員会議
22:00消灯・就寝

10月8日

時間内容
6:00起床
朝食作り
朝食後
片付け
8:00朝礼・ゲーム
9:00プログラム②フィールドワーク
19:30【プログラム③ヴィジル】
22:00班長会議・班会議
23:00実行委員会議・就寝

10月9日

時間内容
6:00起床朝食作り朝食後片付け
8:00朝礼・くまモン体操
8:30フィールドワーク発表準備
9:30【プログラム④フィールドワーク発表】
11:00班長会議・昼食
12:00 撤営
13:30閉会式・写真撮影
14:00解散

実行委員会議

  • 10月20日
  • 10月26日

活動の様子

10月7日

実行委員、参加者共に集合。初めて会う人もいれば、久しぶりの再会を果たした人も。皆どこか少し緊張している様子。
雨が降り、気温も低い悪天候の中設営開始。早速各班のチームワークが試される。
1日目のメインプログラムのBBQ。同じ班や他の班の参加者との交流を目的に実施し、班名の決定・班長の選定等を行い、お互いの親睦を深めた。

10月8日

長崎県内を舞台にフィールドワークを行った。開催地である長崎の地について知りながら、班内の友情を深めることを目的に実施。班ごとに歴史、地理、公民のテーマに分かれ、決められた時間内で長崎県内をまわった。
自分自身と向き合い、これからのスカウト活動や人生について考えることを目的として実施。 班ごとに焚き火を囲み、3 つのお題(自らにとってボーイスカウト活動とは、これからどのようにボーイスカウトに取り組んでいきたいか、これからの人生の展望)について一人で考え、班内で話し合った。この際、班員全員の意見をすり合わせながら、全員が目標を達成するにはどのようなことを行っていったらいいのかを考え、ローバーリングの共通認識をつくった。 

10月9日

2日目に行ったフィールドワークで調べた内容について各班発表した。それぞれの班の発表で新たな発見があり、開催地の長崎県について深く知ることができたため、長崎の地がより想いれのある場所となった。
実行委員、参加者共に解散。悪天候続きの3日間だったが、様々なプログラムを実施することができ充実したブロックイベントとなった。

事前準備

提出物

資材

品名個数備考
プログラム用資材PPロープ(白)1巻
油性マジック3セット
模造紙4枚
救急箱1個消毒液、体温計、絆創膏、包帯など
野営関係資材倉庫用テント1張
個人用ドームテント4張
食堂用タープ4張
テーブル4セット
折りたたみテーブル4セット
折りたたみイス20個
工具セット1式なた、のこ、火ばさみなど
国旗、国旗ポールセット1式
ペグBOX1式
ゴミ袋1袋
炊事関係資材BBQ セット4式
調理器具セット4式
カセットコンロ6個
クーラーボックス1個
乾燥網4個
ポリタンク3個
食洗用資材1式洗剤、スポンジ

所感

末吉 美夢

ブロックイベントに取り掛かるのが遅く、多方面の方々に迷惑をかけてしまった。しかし何とか開催することができ、大きな事故やトラブルもなく無事に終えることができたので良かった。九州・沖縄ブロック以外から参加してくれたスカウトもいて、にぎやかにローバーリングが実施できたと思う。次回からは、もっと早くから計画的に取り組みたい。また、もっと参加者を増やしたい。

加来 剛志

ブロックイベント第一回に実行委員として参加できて良かった。幸い大きなトラブルはなかったが、あれほど雨を恨んだことはない。また、いつも暑いくせに三日間はずっと寒かった。青少年の家と連絡を取り合ったが、どの道具を借りるのか、バスの手配など、もっと早めに動けば良かったと思うことが多かった。開催地の決定と道具の運搬は最優先事項で取り組むべきだと思った。今回は長崎県連盟の多大な協力によるものが大きい。大人との連絡は必須だと感じた。各参加者の交通手段もとても重要だと思う。内容は全体的に良かったが、五ヶ月前くらいから目的に沿った大体の内容は考えておくべきだった。

冨田 あさひ

第1 回の九州沖縄ブロックイベントに参加することができて良かった。あいにくの雨だったが、日々の改善を行いながら無事に2 泊3 日を過ごすことができた。ヴィジルや班別フィールドワークでのコミュニケーションを通して、ボーイスカウト活動に対するモチベーションを高めたり、友情を深めたりできた点が特に良かったと感じている。金銭面の援助があれば、もっと参加者が増えて充実したイベントになると思った。

岡本 元

記念すべき第1 回の九州・沖縄ブロックイベントを長崎県で開催できたことを大変嬉しく思う。当ブロックイベントの開催により、これまでブロックイベントを開催することのなかった九州・沖縄ブロックに前例をつくることができた。また、次回以降の開催も円滑に行うことができると思う。

当ブロックイベントの開催は、成人指導者の多大な協力によるものが大きい。このようなブロックイベントを実施するためには、ローバーリングに理解のある成人指導者と普段から連携をとっておく必要があると感じた。

地方ブロックのローバースカウトは人数が少ないため、原隊では支援者の立場で活動に参加することが多いが、ブロックイベントの開催でローバースカウト独自の活動を行うことができたため、大変有意義な活動となった。

井上 賀史

スケジュールの変更で当日現地参加ができなかった。また、現地までの交通手段が限定されていたため公共交通機関のみでの移動が厳しいと感じたため、次回の開催場所の選定にあたって交通機関に関する事項を盛り込むべきだと思った。

まとめ

「紅葉シーズンにキャンプに行きたい!」というメンバーの要望から実現した秋キャンプ。焚き火や炊事、設営を通して、9月入学の新メンバーとの仲を深めるために国際色豊かな13名のメンバーが参加しました。

概要

目的新・APU Roversを誕生させよう!
目標短い時間の中でご飯や焚き火を通して、新メンバーとの仲を深める。
日時2023年 10月 27日(金)~  2023年 10月 28日(土)
場所RECAMP別府志高湖
参加者13名(国内生:8人、国際生:5人)
活動内容キャンプ、ハイキング
予算・参加費2500円/ 1人(35,000円)

スケジュール

10月27-28日

時間内容
10月27日
11:30代表・副代表合流、レンタカーに荷物積載
13:00副代表(キャンプ場チェックイン 荷下ろし)
16:204限終了組 ピックアップ@AP House
20:306限終了組 ピックアップ@AP House         
21:00〈全員合流〉 夕飯(キムチ鍋)、キャンプファイア
23:00就寝
10月28日
6:30起床
7:00朝食(ホットサンド)
9:00ミーティング
10:00片付け・徹営
11:00チェックアウト
11:30APHouse 解散

活動の様子

金曜日の4限授業終わりにAPUのキャンパスに集合し、車でキャンプ場まで移動!この日は10月とは思えないほど寒かったので防寒着を忘れず持参
設営が終わり6限終わりのグループが到着するまで焚き火を囲み暖をとり、談笑をし交流を深めながら待っています。陽が落ちるとより冷え込むので焚き火は必須でした。
メンバーが全員到着し、夕食の温かい김치냄비(キムチ鍋)をみんなで囲みます。13人で食べると一瞬で鍋の中身は空になり、締めの九州名物「うまかっちゃん」まで完食し体を温めました。この頃になると皆すっかり打ち解け良いチームになってきました。下の写真は白菜の切り方についてディスカッションをしている様子です。
湖の側にテントを建てたおかげで、湖に映る日の出をみんなで見ることができました!白鳥とも交流しました!
凍えながら朝ご飯にホットサンドとコーヒーを楽しみました。ドリップスタンドを副代表が忘れてしまったので、薪で代用してコーヒーを淹れました。湖を眺めながらの朝食は格別でした!
徹営作業を終え、キャンプ場内の湖のほとりを散策し、足腰を鍛えながら良い休の朝をみんなで過ごしました。

事前準備

毎週行う定期ミーティングの中で2-3回かけて、いつ、どのキャンプ場で行うか、必要な備品などを決めました。また、ミーティングの中で寝袋をもっていないメンバーがいることが分かったので、知り合いから寝袋を集めて貸出を行いました。
⇦ キャンパス内での野外ミーティングの様子。申請・提出をしたものは以下の2つです。活動計画書(所属隊長に提出)WaWa(学内活動登録)

所感

9月入学のメンバーを迎えての初めてのキャンプ。計画の段階ではドタバタで、真田隊長や内田事務局長をはじめ大分県連盟の皆さまにはご迷惑をおかけしましたが、堅いサポートのおかげで初参加のメンバーに対して、今後も思い出となるキャンプを成功させることができました!改めてサポートしてくださった指導者の皆さま、ありがとうございました。

今回のキャンプでは、APUらしさである国際色豊かな環境の中で1回生から4回生までのメンバーが集まりました。それぞれの持つ言葉や文化の違いという壁を超えた交流を、プログラム全体を通して行うことができました。今後もAPUの国際的な環境や別府、大分、そして九州の大自然を存分に活かした活動に取り組んでいきたいです!

内容

午前中に奈良県大和西大寺から唐招提寺、平城京跡地を経由して奈良公園までを、午後からは奈良公園内を歩きました。
4.5人ずつで班を構成し目的地までは自由なルートで歩いてもらいます。
ハイキング中は事前に渡した風景やモニュメントの写真と同じ場所を探してもらいます。事前に渡したその「お題写真」を見つけたら班で写真を撮り、ハイキング終了時にラインのアルバムを用いて提出してもらいます。写真の難易度により1〜3点で点数を決め、優秀班を決めました。当日は23名のスカウトが集まり、午前と午後で班を入れ替え、たくさんの人と交流できるようにしました。

企画の背景

大阪連盟ローバースは年2〜3回ほど独自のプログラムを開催してきました。
ただ毎回参加者が10名足らずといった状況が続いていたことから、なんとか参加者を多く募る活動を展開したいと思い今回の活動を企画しました。
ハイキングのフィールドビンゴを選んだのは参加費が0円だと参加しやすいのではという考えがあったこと。又、大学からボーイスカウトを始めた大学ローバースの方や指導者等でしばらくボーイスカウトらしい活動を出来ていない方もボーイスカウトを感じれるような活動をしたいという思いからでした。
活動場所の奈良県は歴史と絡めたお題の写真がたくさん撮れるのではないかという思いから選びました。大阪からは少し遠いですが難波から1本で到着できる比較的アクセスのよい場所を選びました。

まとめ

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活動名「奈良シカ勝たん!?」
目的奈良の歴史的な寺社仏閣を巡るハイキングで、奈良の歴史と文化の理解を深める。
目標・歴史と文化の理解: 
寺社仏閣の歴史や文化的背景を学び、日本の古代の価値観や精神性に触れる機会を得る

・協力とリーダーシップの養成: 
グループで協力し、ハイキングの中でリーダーシップやチームワークのスキルを発展させる機会を得る。

・体力と健康の向上: 
アクティブなハイキングを通じて、参加者の健康な生活習慣を促進し、体力や持久力を向上させることを目指す。
日時2023年11月11日(土)11:00~16:00
場所大和西大寺~奈良公園
予算・参加費参加賞(ステッカー)×25枚 2062円
参加費0円

スケジュール

9月7日(木)

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時間内容
下見 お題写真を撮影する。
場所:大和西大寺から奈良公園

10月21日(土)

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時間内容
下見 お題写真を撮影する
場所:奈良公園

11月11日(土)

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時間内容
10:00集合
10:10ルール説明と班分け
10:20大和西大寺発
13:20奈良公園着
奈良公園内東屋に移動
13:40昼食
14:15奈良公園内のハイキング開始
15:45終了
点数集計
16:00セレモニー
16:10解散

活動の様子

参加者へ配布したもの

参加者に見つけてもらうお題写真を掲載した資料を1班に1部配りました。
資料は自分たちで作成し、印刷は大阪連盟事務局にお願いしました。

また、活動のロゴステッカーを広報担当の方が作成し、参加者に配りました。
作成費は大阪RS活動費を使用しました。

お題写真例

左がお題写真、右が実際に見つけた人が撮影した写真の例です。

上記の様な写真を午前の部(大和西大寺駅から奈良公園まで)で30枚
午後の部(奈良公園内)で30枚の計60枚用意しました。
なお、午前中の大和西大寺から奈良公園までのハイキングは時間の都合上途中の新大宮駅から近鉄奈良駅までの1駅分の電車を利用可能にし、その区間はお題写真がないようにしました。

事前準備

各種申請・提出物について

今回の活動は大阪連盟に所属するすべてのローバースカウトと同年代指導者を対象としたため本活動の案内を大阪連盟理事会に提出し、承認を得ました。また、大阪連盟から予算をいただいたことから会計報告を大阪連盟に提出しました。

下見

下見は2回行いました。
当初の予定では1回で終わらせてしまう予定でしたが、ハイキングの道順を参加者に決めてもらう方式をとったことから様々な場所でのお題写真が必要となったため下見にかなり時間を要しました。
1回目は大和西大寺駅から奈良公園までを、2回目は奈良公園内で下見を行いました。

参加者へ配布したもの

参加者へ配布したもの
にも記載しましたが、お題写真掲載資料を作成しました。
こちらは下見で撮影した写真を午前の部と午後の部でそれぞれ30枚ずつ厳選し、作成しました。印刷はカラーコピーがほぼ必須なのでコンビニなどで行うと高額になりますが今回は大阪連盟の事務局の方が快く引き受けてくださいました。

参加賞のステッカーはACCEA(アクセア – ポスター印刷、製本、ラミネート、アクリル板、パネル加工 (accea.co.jp))で作成しました。

目的目標に対する評価反省

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目的奈良の歴史的な寺社仏閣を巡るハイキングで、奈良の歴史と文化の理解を深める。
評価反省唐招提寺や平城京をはじめ、奈良公園内の寺も巡ることができた。お題の写真を探すために行く先々で深く観察を行ったことから、単なる寺社仏閣巡りとは違いより理解を深めることが出来ました。
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目標・歴史と文化の理解: 
寺社仏閣の歴史や文化的背景を学び、日本の古代の価値観や精神性に触れる機会を得る

・協力とリーダーシップの養成: 
グループで協力し、ハイキングの中でリーダーシップやチームワークのスキルを発展させる機会を得る。

・体力と健康の向上: 
アクティブなハイキングを通じて、参加者の健康な生活習慣を促進し、体力や持久力を向上させることを目指す。
評価反省・歴史を学ぶ事はすこし不十分でした。平城京跡地の中には歴史を学ぶことができるスペースがありましたが、時間に厳しいスケジュールを組んでしまったため、そこまで深く学べなかったのではないかと思います。この目標達成には、歴史のクイズを作成したり、ゆとりのある行程を作っていくべきでした。日本の古代の価値観や精神性には実際に足を運び観察、写真撮影を通して触れたことから達成できたと思う。
・午前と午後で班編成を変えたり、なるべく他の地区同士で同じ班になるよう調節したことで、はじめはチームワークやリーダーシップをとることが難しかったかも知れないが、ハイキング終了時に活発に話す班を見てチームワークの力が高まっていると感じました。
・参加者の中に疲労した様子のスカウトも見受けられましたが、全員完遂することができ、体力や持久力が向上したと思います。

所感

お題となる写真をすべて下見の途中で撮影したことで下見にかなり時間を要しました。
午前と午後で30枚ずつお題となる写真を提示したが、1班の平均回答数は5個ぐらいであったので数を絞って下見を1回で済むようにすべきであったと思いました。
また、プログラムの内容に対して時間が少し厳しかったとも思いました。
お題の写真が多くそれと並行して歩くには時間が短かった為、もう少し時間にゆとりを持たせるか、難易度を簡単にするとよかったと考えています。
参加者の中には班対抗のハイキングという、ボーイスカウトらしい活動が久しぶりにできてよかった。という声や、かなり歩いて足が疲れたという声をいただきました。
足が疲れたという意見も体力と健康の向上の面から逆に良い事ではないかと感じた。初めて連盟ローバース活動に参加された方が半数ほどいた中で肯定的な意見を聞けた事はよかった。
例年に比べ参加者が増加した理由は、大学ローバースの参画が一番大きかったと考える。その次に、日程を普段の日曜日から土曜日に変更し自団の活動がない日にしたことや、各大学の文化祭が終わるタイミングに調節出来たこと。またそれを6月ごろから宣伝していたことだと考えています。

まとめ

那須野営場の立ち枯れし、他の木にもたれかかり倒れてしまいそうな赤松。赤松を撤去するには近くにあるシェルターや、重機が入れるよう道の整備が必要でした。栃木ローバースで以前行なっていた「那須野営場感謝祭」にならい、「那須野営場感謝祭part2」として奉仕プロジェクトを行うこととしました。県外からも多くの仲間が参加してくれ、賑やかな奉仕となりました。

概要

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活動背景那須野営場の倒木の除去のための準備
目的那須野営場の倒木した赤松近くのシェルターの移動。
また、その他必要なことを行い、那須野営場の使いやすい環境を整える。
目標場長へ日頃の感謝を込めて行う。
日時2023年12月16日(土)〜2023年12月17日(日)
場所ボーイスカウト日本連盟那須野営場
  栃木県那須塩原市西三島7丁目334
参加者栃木
 桝井悠翔
 月井安沙
 齋藤寛天
 藤木紫乃
 矢島慎之介
 鶴牧丈太郎
埼玉
 君島唯来
東京
 糸川愛留
千葉
 東儀隆範
山梨
 野武亮太
神奈川
 槇原珠里
活動内容シェルターの撤去、道の整備
参加費1日500円/人

スケジュール

12月17日(土)

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時間内容
10:00参加者集合
10:30作業開始
12:00お昼休憩
13:00作業再開
16:00作業終了
17:00お風呂
18:00お風呂
19:00夕食
20:00雑談・ゲーム

12月18日(日)

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時間内容
6:00起床
6:30朝食
8:00計画書の作成を開始。
10:00那須野営場の歴史について(場長より)
12:00作業終了・解散

活動の様子

道の整備とシェルター移動のために木の伐採を行いました!
のこぎりや剪定はさみを使い作業を行いました!

結局シェルターは移動することができなかったため解体することになってしまいました。
何か溜まっていたのか、すごい勢いで解体している人もいました。

事前準備

事前準備①

県内ローバースから企画者を募集し、企画書の作成を行いました。
県外からも参加者を募るため、募集要項も作成し、県コミッショナーを通じて参加者のいる県コミッショナーへ提出を行いました。

事前準備②

大人数の参加を想定していたため、Googleフォームので参加者の管理を行いました。
参加申込時のGoogleフォームには、事前にApps Scriptの使い方を県内の先輩から教えてもらっていたため、参加者へ自動メール送信ができるようにしました。この時に県外からの参加者には「県外旅行申請書」を添付して自動メール送信しています。

事前準備③

那須野営場の場長へこまめに連絡をとり、人数の確認と当日の作業確認を行っていました。

各種申請・提出物について

本プロジェクトにおいて作成した申請・提出物は以下のとおりです。

  1. 企画書、計画書、報告書(栃木ローバース筆頭隊長、栃木ローバース代表)
  2. 募集要項(栃木の県コミッショナーから参加者がいる各県コミッショナーへ)
  3. 県外旅行申請書(各県事務局から栃木県連盟へ)

所感

今回のプロジェクトを行うにあたり多くの方の支援があり開催することができました。ご支援いただいた方々へ感謝申し上げます。準備に遅れがあり、各方面にご迷惑をおかけしましたが、無事に開催できたことを嬉しく思います。

今回このプロジェクトを行い、日頃お世話になっている那須野営場に感謝の意を表せたと思います。まだまだやれることはあると感じた今回の奉仕でしたので、定期的にこのような活動を行い、那須野営場を使う皆様が快適に使えるような環境を作っていけるようにしたいと感じました。またそれが県外のスカウトと交流がないスカウトに良い刺激が与えられる活動であることができれば嬉しく思います。

まとめ

高度な野外活動や各団独自の文化や風習を共有し、県内RSの交流を深める事を目的に、神奈川RSの活性化を目指した運動であるYSK(Youth Scouting of Kanagawa)で、一泊二日のキャンプを行った。メインプログラムのパイオニアリングでは、四脚信号塔を建てた。

概要

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目的高度な野外活動や、各団独自の文化や風習を共有し、県内RSの交流を深める
目標スキルの応用能力を養うと共に、交流の場として新しい出会いを見つけられる場を提供する
日時2023年11月18日(土) ~11月19日(日)
場所西光寺山キャンプ場
住所:〒226-0024 神奈川県横浜市緑区西八朔町758
活動内容・パイオニアリング
・工作
・ファイヤー
・野外炊事
・ポイントラリー
予算・参加費¥3000

スケジュール

11月18日(土)

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時間内容
09:30西光寺山キャンプ場 集合
09:50開会セレモニー
10:00アイスブレイク
10:30設営
11:30昼食
12:00パイオニアリング・工作
15:30工作終了・野外炊事(カレー、焼きリンゴ)
16:30パイオニアリング終了
18:30夕食
20:00ファイヤー
21:00フリータイム(入浴など)
22:00就寝

11月19日(日)

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時間内容
06:00起床
07:00朝食
08:15アイスブレイク
10:30点検
08:30朝のセレモニー
09:30ポイントラリー
12:00昼食
12:30撤営開始
14:45撤営終了
15:00閉会セレモニー
15:30西光寺山キャンプ場 解散

活動の様子

秋の集い開会

よく晴れた空の下、開会セレモニーが行われた。

初対面同士の方もいたので、アイスブレイクで緊張をほぐした。

パイオニアリング

パイオニアリングは危険が伴う活動のため、事前に模型を使って安全面や構造についての講習を行ってから作業を開始した。

設計図をもとに、まずは枠となる縛材を組み立て、おおよその位置を把握。

結び目の位置が決まったら、荒縄を用いて縛材を固定する。荒縄の太さは3分(約9mm)緩まない様にきつく縛った。

作業開始から約3時間。骨格の組み立てが完了。足場を取付け、全員で力を合わせて本体を引き起こす。完成が近づいてきた。

作業開始から約4時間半、ようやく四脚信号塔が完成。1人づつ登り、頂上からの景色を堪能。

ライトアップをするとなんとも幻想的な写真となった。

野外炊事

まずは野外炊事で用いる、立ちかまどを作成。各団独自の組み立て方があることを学んだ。

カレーライスが完成。久方ぶりのキャンプでの食事に、会話を弾ませながら食事をした。

デザートは料理長ご自慢のお手製焼きリンゴ。疲れた身体に甘さが染み渡った。

ファイヤー

火を取り囲む形でファイヤーを行った。今回は各地区から多く参加があったため、今回の目的である各団独自の文化や風習の共有をスタンツを通して行った。

フリータイム

夜は近くのスーパー銭湯に行き、一日の汗を流した。

事前準備

本プロジェクトは神奈川県理事会の組織を構成するユースネットワーク委員会のもと、YSK(Youth Scouting of Kanagawa)として活動した。

各種申請・提出物について

申請・提出をしたものは以下の4つである。

  • 活動計画書(ユースネットワーク委員会に提出)
  • 安全計画書(ユースネットワーク委員会に提出)
  • 縛材借用許可書(横浜地区野営行事委員会に提出)
  • 西光寺山キャンプ場使用許可書(西光寺に提出)

本活動ではパイオニアリングを行うため、キャンプでの安全計画書に加え、パイオニアリングについての安全計画書を作成した。

備品について

今回使用した備品一覧である。

パイオニアリング
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備品備考
縛材6m横浜地区野営行事委員会から借用
縛材4.5m横浜地区野営行事委員会から借用
縛材3m横浜地区野営行事委員会から借用
10mロープ
ヘルメット安全上、必要不可欠な備品
ハーネス
ハンマー木杭を打ち込むために使用
木杭長さ90cmを使用
荒縄3分(約9mm)
工作物
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備品備考
はさみ
軍手
麻ひも
野外炊事
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備品備考
なた
まな板
包丁
鍋(大)
フライパン(or鉄板)
ボウル
菜箸
玉杓子
ざる
トング
薪ばさみ
飯盒
ピーラー
芯抜き
カセットコンロ
スポンジ
洗剤
アルミホイル
ラップ
たわし
ふきん
クレンザー
S字フック(金属)
消毒用アルコール
カセットボンベ

所感

本プロジェクトのメインであるパイオニアリングは、多くの危険が伴う活動であるため、半年前から活動場所や、借り入れる資材、安全対策について話し合い、入念な準備をして、当日は誰一人怪我をすることなく活動できて良かった。また、神奈川県内外の各地区から多くスカウトが参加し、共同生活を通じることで友情が生まれ、新たなコミュニティー形成に寄与できたと思う。今後もこのような活動を行い、さらなる神奈川RSの活性化に繋げていきたいと思う。

まとめ

こんにちは!上智大学ローバースです。2023年3月に伊豆大島で2泊3日の春季キャンプをしました!
今期は他団との交流を深めていきたいと思っています!今後ともよろしくお願いいたします~

概要

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日時2023年3月8日(水)~3月10日(金)
場所伊豆大島 トウシキキャンプ場
(東京都大島町差木地クダッチ)
参加者5名(1年生3名、2年生1名、4年生1名)
活動内容テント泊、サイクリング、ハイキング、野外料理 and more
参加費17,000円

スケジュール

3/8(水)

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時間内容
8:00竹芝客船ターミナル集合
8:35船で竹芝桟橋発
10:20岡田港着
10:53元町港行バス乗車
11:14元町港着
11:30備品受け取り、買い出し
12:30昼食
13:30大島町陸上競技場行バス乗車
13:56海洋国際高校前で下車
14:10キャンプ場着、キャンプ場周辺散策
15:30薪買い出し
16:30野営料理
18:30夕食
20:30天体観測
21:30会議
22:00就寝

3/9(木)

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時間内容
7:00起床
7:30朝食
8:00キャンプ場発
8:23元町港行バス乗車
8:49元町港着
9:00自転車レンタル
10:30三原山山頂口着、トレッキング
12:00昼食
13:00三原山山頂口発
14:15元町港着、自転車返却
14:30入浴
15:30買い出し
17:40キャンプ場行バス乗車
18:15キャンプ場着、野外料理
19:30夕食
21:00キャンプファイヤー
22:00就寝

3/10(金)

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時間内容
7:30起床
8:00朝食
8:30撤収
10:30昼食準備
11:00昼食
12:00キャンプ場発
12:13元町港行バス乗車
12:39元町港着、備品輸送
14:20岡田港行バス乗車
14:20岡田港着、散策
15:30ジェット船乗車
17:25竹芝客船ターミナル着、解散

活動の様子

1日目は設営の後、野営料理をしました!

そのあとに見た夕日がとてもきれいでした~
2日目は三原山を目指してサイクリングをしました!

天気も良く、景色がとてもきれいでした~
三原山ではハイキングをしました!

疲れた後の温泉は最高でした!!

そろそろ春合宿の季節です!
今年も楽しいことたくさん計画していきます~

所感

投稿者(当時1年生)にとっては、上智大学ローバースでの初めての長期キャンプでした!また、初めて自分が企画側に立ったキャンプでもあったため、今でも強く印象に残っています。
伊豆大島という本州でない場所での活動は、日頃触れられない豊かな自然が多くあり、心も豊かになりました!今回の春季キャンプで、「からだを強くし、心をすこやかに、徳を養う」ことができました。
長期休みにはキャンプなどのアウトドア活動をしていますが、普段は学内・学外の奉仕活動を行っています!ぜひ機会があれば、そちらの記事も作成したいと思っています~

今年度も引き続きちかいと起きての実践ができるような活動をし、その中で社会貢献をしていけたらなと考えています!
上智大学にかかわらず、大学ローバースに興味がある方はぜひ上智大学ローバースのInstagramにご連絡ください~

まとめ

​​富士スカウト章を取得した者の中で、自身が立ち上げた社会的テーマの探究を応援する「スカウト特別海外派遣」プロジェクト。世界遺産の保護活動に焦点を当て、今後の世界遺産の在り方と世界遺産保護の実態を学ぶべく、カナダを訪れました。

概要

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目的国や地域における文化的な遺産がもたらす影響や、遺産を守るために奮闘する人々について学び、その知識を日本の文化継承に結びつける。同時に、日本が歩むグローバル社会に置いて、ボーイスカウトを通じて国や言語を超えて人々を結ぶこと、日本におけるボーイスカウト活動を活性化させるための人材となる。
目標1.「学ぶ」
カナダでの生活を通じて、人と文化が交わり、共生社会がどのように機能するかを深く学び、これを日本のボーイスカウトにおけるグローバリゼーションの視点で考察する。遺産や資料館の訪問を通して、カナダの多様な文化を理解し、現在の日本との比較を通じて、多文化主義のカナダから得た示唆を元に、将来のグローバル化する日本の在り方を探る。

2.「伝える」
滞在中に得た経験と知識を日本に持ち帰り、文化が形成する人々のつながりや遺産、生活様式を自国に伝承していく使命を果たす。多様な社会を広めるために、既存の概念にとらわれない視点や思考を展開し、帰国後はボーイスカウトに対して派遣の成果や世界遺産教育の講演を行う。

3.「守る」
文化は日々変化していく中で、残すべきもの、守るべきものを見極め、実際に伝承し保護する一翼を担います。世界遺産教育を身近な範囲から始め、存続の危機感と保護への意識を広めていきます。帰国後は、世界遺産教育のための講演やボランティア活動への参加、促進を自らの団や地域で積極的に行い、両国で培われたスカウト精神や活動を後輩スカウトにも引き継ぎ、交流と未来の活動を通してボーイスカウトの可能性を探ります。
期間2022年 8月22日〜9月7日
場所カナダ ケベック州 ケベック・シティ
    オンタリオ州 トロント
    アルバータ州 バンフ
    ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー
参加者東京連盟
 成澤 椿(山手地区 目黒1団)
活動内容1.世界遺産保護活動調査
カナダの世界遺産を訪れ、歴史を学び、管理している現地の人々や遺産を取り巻く環境について調査する。そこから、それぞれの遺産が抱えている問題点に目を向け、日本の問題点と比較しながら、改善に向けて対策を考える。

2.ボーイスカウト活動調査
多民族国家カナダで、多文化・多宗教ならではの世界観を目の当たりにし、日本にはない多元性を重んじた生活を体験する。スカウトがグローバルな視野を持ち、各々のアイデンティティを確立させることのできる社会・環境を目指し、今後の集会や運営に携わっていく。
予算・参加費約56万円(うち、50万円は派遣経費として日本連盟が支援)

スケジュール

2022年5月末日 企画書作成、日本連盟に提出
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時間内容
募集要項にて記載されているプロジェクトの企画案を作成し、所属地区に提出。
所属地区の面接・審査を経て、日本連盟に提出。
2022年6月24日 企画書通過、2次選考へ
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時間内容
プロジェクトの企画案による第1次選考が通り、第2次選考ででオンライン面接を実施。
2022年7月中旬 計画書提出
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時間内容
第2次選考を通過し、プロジェクトの企画案をもとに計画書を作成し、日本連盟に提出。
2022年7月末日 派遣決定
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時間内容
派遣が確定し、計画書をもとに航空券・宿泊先の予約、訪問先のアポイントメント、必要備品の手配をする。
2022年8月22日 成田からトロントへ
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時間内容
17:30成田国際空港 出発
移動
16:30トロント・ピアソン国際空港 到着
2022年8月23日 ケベックシティ訪問
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時間内容
2:15トロント・ピアソン国際空港 出発
移動
3:30モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港 到着
8:15モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港 出発
移動
9:00ケベック・ジャン・ルサージ国際空港 到着
移動
12:00ケベック・シティ訪問
【フェアモント・ル・シャトー・フロンテナック】 インタビュー
【州観光局】
【ノートルダム大聖堂】
移動
19:00レジデンシーズ・ユニヴェルシテ・ラヴァルにて宿泊
2022年8月24日 ケベックシティ訪問
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時間内容
8:00レジデンシーズ・ユニヴェルシテ・ラヴァル 出発
移動
ケベック・シティ 到着
【シタデル】
【要塞博物館】
【ケベック州議事堂】
18:00ケベックで出会った大学生と夕食
移動
20:00レジデンシーズ・ユニヴェルシテ・ラヴァルにて宿泊
2022年8月25日 モントリオール・トロント訪問
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時間内容
7:00レジデンシーズ・ユニヴェルシテ・ラヴァル 出発
移動
7:25パレ駅 到着
8:10パレ駅 出発
移動
11:26モントリオール駅 到着
13:50モントリオール駅 出発
移動
19:00トロントユニオン駅 到着
移動
20:50スイートハートB&Bで宿泊
2022年8月26日 ナイアガラフォールズ・トロント大学
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時間内容
6:40スイートハートB&B 出発
移動
9:50ナイアガラ・フォールズ 到着
【ナイアガラ・フォールズ】
14:00ナイアガラ・フォールズ 出発
移動
クイーンズ・パーク駅 到着
【トロント大学】
【トロント市街地】
21:30ユニオン駅 出発
21:50スイートハートB&Bで宿泊
2022年8月27日 トロント訪問
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時間内容
8:00スイートハートB&B 出発
移動
8:12トロント・ユニオン駅 到着
【トロント・アイランド】
【トロント・イートン・センター】
移動
20:15スイートハートB&Bで宿泊
2022年8月28 バンフへ移動
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時間内容
5:08スイートハートB&B 出発
移動
6:00トロント・ピアソン国際空港 到着
7:35トロント・ピアソン国際空港 出発
移動
9:50ガルガリー国際空港 到着
14:00ガルガリー国際空港 出発
移動
15:40バンフ・アスペンロッジ駅 到着
【バンフ散策】
20:00セイムサン・バンフにて宿泊
2022年8月29日 バンフ国立公園ツアー参加
スクロールできます
時間内容
7:45セイムサン・バンフ 出発
移動
バンフ国立公園ツアー参加
【モレーン湖】
【テンプル山】
移動
14:30バンフ散策
21:00セイムサン・バンフにて宿泊
2022年8月30日 
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時間内容
8:30セイムサン・バンフ 出発
移動
バンフ散策
ホテル前駅 出発
移動
10:21ゴンドラ駅 到着
【ソルファーマウンテン】
【ゴンドラ】
13:00ゴンドラ駅 出発
移動
13:20カスケード・オブ・タイム・ガーデン 到着
【バンフ・スプリングスホテル】
【ボウ滝】
20:00セイムサン・バンフにて宿泊
2022年8月31日 バンフボランティアスタッフと国立公園散策
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時間内容
7:30セイムサン・バンフ 出発
バンフボランティアスタッフとともにバンフ国立公園探索
【バンフサイン】
【バーミリオン湖】
【モーレン湖】
【レイクルイーズ】
【エメラルド湖】
【ボウ湖】
【ペイトー湖】
17:00セイムサン・バンフにて宿泊
2022年9月1日 バッファローネーション博物館
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時間内容
8:00セイムサン・バンフ 出発
11:00バッファロー・ネーション博物館 到着
【バッファロー・ネーション博物館】
14:00バッファロー・ネーション博物館 出発
【バンフ散策】
【バンフ国立公園ボランティアセンター】
20:00セイムサン・バンフにて宿泊
2022年9月2日 バンクーバーへ
スクロールできます
時間内容
8:45セイムサン・バンフ 出発
移動
11:30ガルガリー国際空港 到着
14:30ガルガリー国際空港 出発
移動
16:00バンクーバー国際空港 到着
16:30バンクーバーでボーイスカウト活動をしているケビンさんと合流
16:35バンクーバー国際空港 出発
バンクーバー市内でケビンさんと夕食
20:00セイムサン・バンクーバーにて宿泊
2022年9月3日
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時間内容
9:15セイムサン・バンクーバー 出発
移動
9:30リッチモンド・ブリッジハウス駅 到着
ケビン山と合流
移動
10:00【リッチモンド12団の活動場所訪問】
【久野公園】
【スティーブストン博物館/スティーブストン缶詰工場】
【スフィンスルー】
【リッチモンド州議事堂】
14:30ケビンさんのご友人訪問1
17:00ケビンさんのご友人訪問2
21:30リッチモンド・ブリッジハウス駅 出発
22:05セイムサン・バンクーバーにて宿泊
2022年9月4日
スクロールできます
時間内容
9:00セイムサン・バンクーバー 出発
【バンクーバー美術館】
【バンクーバーコンベンションセンター】
【オリンピック聖火台】
【ガスタウン】
【人類学博物館】
19:00セイムサン・バンクーバーにて宿泊
2022年9月5日
スクロールできます
時間内容
9:05セイムサン・バンクーバー 出発
移動
10:00ウォーターフロント駅 到着
バンクーバー在住の友達と合流
11:00グランビルアイランド 到着
13:45グランビルアイランド 出発
移動
14:15ハーバー・センター・タワー 到着
14:50ハーバー・センター・タワー 出発
移動
15:00スタンレー・パーク 到着
【バンクーバー水族館】
18:30スタンレー・パーク 出発
20:00セイムサン・バンクーバーにて宿泊
2022年9月6日
スクロールできます
時間内容
9:30セイムサン・バンクーバー 出発
10:10バンクーバー国際空港 到着
12:30バンクーバー国際空港 出発
移動
2022年9月7日
スクロールできます
時間内容
16:00成田国際空港 到着

活動の様子

活動の様子1

ケベック・シティに訪れて最初に見えたのは、ケベック旧市街の城壁である。街全体を囲むこの城壁は、長い歴史の中でケベックを守り続け、街の人の文化を守る意識を守ってきた。また、中央に聳え立つフェアモント・ル・シャトー・フロンテナックは、街の象徴として歴史と文化を受け継いできた。ホテル運営者・州観光局の方にインタビューをさせていただき、文化を守るべき奔走してきた方々の実情を学ことができた。日本では大きな問題にはならない程度のゴミ問題や景観の損害にも大きな問題と捉え、対策を講じていると聞いた。日本の取り組みは、さらなる保護活動、世界遺産への認知を高めていく必要があると感じた。

シタデルは、フランスとイギリスの領地下にありながら、国を守るために尽力した人々の結晶が残っている。運営者のお話によると、現在でも軍用地として用いられているため、安全管理と世界遺産としての両立が非常に大変だとおっしゃっていた。軍用地でもあり世界遺産でもあるという他にない遺産の魅力にはそれなりの対策が必要だと感じた。

活動の様子2

トロントでは、この世界遺産派遣で重要なポイントであるナイアガラの滝を訪れた。ナイアガラの滝は誰もが知る滝だが、世界遺産登録されていない。以前は、世界遺産登録への動きがあったが、カジノなどの観光施設による自然景観が失われたこと、水力発電によって人の手が加えられたことなどによる理由で世界遺産の認定を逃した。これは、世界遺産保護や保全の観点から、失敗から学ぶ材料として非常に重要であり、大きな学びとなった。成功例や良い面をみるだけではわからないことがここにはあった。

活動の様子3

ボランティアスタッフの活動に参加させていただいた。初めてのバンフの山の探索では、山や川、湖に至るまで自然の偉大さと魅力を感じた。歩行中に現れるリスを見て自然に囲まれていると感じている私に、ボランティアスタッフは大きな問題でもあると話してくれた。人が餌をあげてしまうばかりに、自分で狩をせずに寄って来る動物が増えているということだった。こんなにも可愛らしい命が、出会ってから数日生きられるかもわからないと話されたときには衝撃を隠せなかった。目の前の命を目の当たりにして起こってしまう感情が、その命そのものを奪ってしまうという認識がない人による重い課題だと感じた。世界各地での世界遺産教育、自然保護教育の推進を促進することが重要だ。

観光地として展開しているゴンドラを訪れた。バンフの景観が一望できる山の山頂に約15分程度のゴンドラで行くことができる観光地である。ここへは、山に登れない子供連れの家族や高齢者をはじめとする多くの観光客が足を運ぶスポットだ。その反面、ボランティアスタッフの目が届いていない点、自然に対する意識の低い人々の心ない行動が横行している点などから自然景観の破壊が行われていた。また、そのクリーン作業も追いついていなかった。また、上から見ないと気づかなかった森林伐採の状況も見ることができた。ボランティアスタッフの方に後から聞いた話によると、バンフでは森林伐採に制限がかけられてその数は抑えられているものの、植林などの改善措置が取られていないという。森林が回復するまでに何十年もかかるのに、対策が行われていないのは、自然遺産の現場としては大きな問題だと感じた。

活動の様子4

この日は再びボランティアガイドの案内のもと、バンフを象徴する湖に案内してもらった。日本とは異なる湖の出来方によってできたその景色は、自然の中の歴史がもたらした遺産だと感じた。その景色の魅力にさらに拍車をかけたのはその大自然で生きる生き物たちである。10年このバンフで活動するスタッフの人が2回下見たことのないクマを目の当たりにした時、ドキドキはしましたが「共存」を感じた。このバンフがあるアルバータ州には、カナダ東西を結ぶ「トランス・カナダ・ハイウェイ」が通っている。ハイウェイの開通後、車にはねられて命を落とす動物が毎年100頭近くに上るようになった。この対策として、ハイウェイの下を通る動物専用の地下道「アニマル・アンダー・パス」、ハイウェイの上に架かる「アニマル・オーバー・パス」を建設した。とはいっても、未だ問題は100%解決されたわけではない。生物が生きやすい環境、生物が生きていたそのままの生活は未だ保証されていないのだ。

バンフ滞在最終日、バンフの自然を守る国立公園スタッフの方にお話を伺った。バンフで生まれたエリカさんは、カナダと日本のハーフで英語も日本語も話せるバイリンガルである。このエリカさんが私に教えてくれたのは、「知るだけでも力になる」ということ。彼女は、どんな力でも生かすことができるはずだと力強く答えてくれた。日本語と英語が話せることが評価されてこの仕事についたエリカさんの姿勢と努力は私をはじめ多くの方の影響力となっているでしょう。日本でも、世界遺産を守ることに国で挑むべき。そして、それぞれの能力を活かせる仕組みを構築していくべきだという意見は、新たな問題の解決策に活かせると感じた。

また、街の端にあるバッファロー・ネーションズ博物館に訪れた。ここでは、バンフ周辺で生活してきたファースト・ネーションズの方達の歴史とその全貌を知ることができる。一見、カナダの中でバンフにおけるファースト・ネーションズの差別は大きな問題のように感じない。確かに、他の地域に比べれば互いに尊重し合った生活を送っている。しかし、彼らの居住区はバンフの街から少し離れたところにあることや、バンフの街の観光業で一緒に働くといったことはないと現地のスタッフの方は話していた。先住民族の方が独自で商売を運営し、ツアーを開催しているため、収入の偏りなどが発生してしまうことが問題であると知る機会となった。

活動の様子5

バンクーバーに着くと、空港出口でリッチモンド12弾のケビンさんが迎えてくれた。彼とは派遣前から連絡を取り、さまざまなサポートをしてくれた。現地で会えた時の喜びは忘れることができなかった。

この日は、ケビンさんの案内のもと、リッチモンド12団の活動エリアであるスティーブストンを訪れた。リッチモンドは遠いようでとても日本と深い関わりがあった。それは、1888年、日本の和歌山県出身の工野儀兵衛さんがスティーブストンに渡り、冬季は農業、夏季は鮭漁業に従事した。かえRを追って多くの日本人が移民としてわたり、この地には多くの日系人が残っているという。彼が鮭缶詰工場を運営したことや街の運営に携わったことは、カナダ太平洋岸の鮭漁業の発展に大きく貢献した。その功績を讃えて、顕彰碑や「工野公園」が建立された。リッチモンドの街を支えた鮭漁業の名残は、鮭缶詰工場跡地や現在も多くの人で賑わう漁港に強く残っている。この後、リッチモンド州議員であるヘンリさんのもと、リッチモンド州議事堂の案内をしていただいた。リッチモンドと奈良県の交流の歴史、リッチモンドが現在取り組んでいる問題についてお話を伺った。また、ケビンさんのご友人宅にお邪魔し、カナダのセンクスギビングデイを体験することができた。そして、リッチモンド12団の団委員長であるジュディさんとケビンさんと共に食卓を囲んで今後のスカウティングについて話をした。姉妹団という数少ない価値ある交流を続けていくことが重要だと話し合った。

活動の様子6

バンクーバーはカナダの都市の中でも、ヨーロッパ系よりもアジア系カナダ人が多いことでも有名である。アジア系カナダ人は人口の約半数を占め、人種のサラダボウルを目の当たりにした。そんなバンクーバーで重宝されている人類学博物館は、世界遺産ではないが、カナダの歴史を語る上で非常に重要な遺産である。トーテムポールの展示や地元の先住民族によるアートなど、約53万5000点に及ぶ民族学・考古学的収蔵物を誇る。また、1800年代には製鉄所と林業の街として賑わっていたガスタウンをはじめとする市街地では、今ではお店や観光地などの世界中から人が集まる大きな都市へと生まれ変わっていることを実感した。

事前準備

事前準備①

年度の初めにボーイスカウト日本連盟HPに掲載される募集要項に沿って、まずは企画案を作成する。所属する団の隊長と所属地区のコミッショナーのアドバイスをもとに修正を重ね、地区、東京連盟を通して、日本連盟に期日までに提出する。

事前準備②

企画案の第1次選考が通ったら、日本連盟の面接を受け、その結果次第で計画書を作成する。その計画書の提出後、最終審査があり派遣の実施が確定する。

事前準備③

計画書で提出した派遣先の宿泊や交通手段、インタビューやボランティアなどのアポイントメントをとる。

事前準備④

期間中は、飛行機に乗る頻度が多く、ロストバゲッジを避けるためにバックパックでの移動となった。そのため、荷物を最低限にするべく備品を調達した。

所感

今回の派遣は、私にとって全てが「挑戦」であった。この派遣まで、一人で日本国外に出たことも、一人旅をしたこともなかった私が、一人で日本から遠く離れたカナダを訪れ、自分の「知りたい」「見てみたい」という思いを実現させることができた。言語をこえ、文化を超えた交流には、正直不安もあり、実際に現地では悩まされることも少なくはなかった。しかし、それを達成できたのは、今まで培ってきたボーイスカウトのスキルと出会いだと感じている。

ボーイスカウトのスキルといっても、もちろん手旗やロープワークなどのスキルは非常に重要で欠かせないものだと言える。しかし、突然のハプニングにおける対応力やリスクを察知する能力、自分の能力を客観的に図る能力は、今まで私が団のハイキングやキャンプ、集会で得てきたものである。さらには、ボーイスカウトのモットーである「そなえよつねに」は今回の派遣においても欠かせない概念であった。計画段階から何があるかを予測しさまざまな下調べや対策を打つことができた。その結果、大きなトラブルに巻き込まれることもなく、無事に派遣を達成することができたのだ。

そして、今回の派遣は約3週間一人での挑戦となった。もちろん、計画段階から一人というわけではなく、所属団の体調をはじめとするリーダー、所属している地区のコミッショナーの皆様、東京連盟・日本連盟の担当者の方々、そして派遣先でのケビンさんをはじめ、多くの支えがあってこうして達成することができた。私がここまで挑戦できたここまでに多くの方の支えがあったことを強く感じ、そこから自分が得た経験を次世代の後輩スカウトにも繋いでいきたいという思いが強くなった。また、国境や言語の壁を超えたたくさんの支えがあった。一緒の寮で生活したルームメイトや、バスや電車に乗り合わせた方々、同じボランティアに参加している人々が、困ったときには手を差し伸べ、寂しいときには食事を共に囲んでくれた。ボランティア参加者とは、カナダの自然に憧れ、守りたいと思った人と意見交換をしたり、互いの国の文化について話し合ったりもした。

この経験は、私の人生の中で、かけがえのないものであり、忘れることのできないものとなった。しかし、この派遣は終了したが、私のプロジェクトは終わっていない。その理由として、今派遣の目的である、次世代のスカウトに繋ぐことを続けていくことが重要であると思うからである。この経験は、私だけにとどめることなく、一人でも多くのスカウトに伝えていくことが私の重要な使命だと認識している。それだけではなく、誰もがどんな問題や山場を越えるために挑戦をするきっかけを与えられたらいいなと考えている。それは、海外派遣だけではなく、ボーイスカウトが展開する全てのスキルや活動がその挑戦に欠かせないということを伝播して行けたら嬉しく思う。