まとめ
今回の第16回兵庫ローバース交流会〜スポーツの秋!食欲の秋!〇〇の秋!~では、
- 交流会を通してRS年代のスカウトとつながり、輪を広げる。
- プログラムを通して、参加したスカウトが自団に持ち帰り、プログラムを展開する際のアイデアの一つになる。
- 運動会において様々な競技を行うことで、参加スカウトの運動不足を解消し、身体を強くする。
以上の項目を目的に、メインプログラムとしてピザつくり、焼き芋の集い、運動会を行った。
概要
目的 | 交流会を通してRS年代のスカウトとつながり、輪を広げる。プログラムを通して、参加したスカウトが自団に持ち帰り、プログラムを展開する際のアイデアの一つになる。運動会において様々な競技を行うことで、参加スカウトの運動不足を解消し、身体を強くする。 |
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目標 | 参加者にローバー世代のスカウトや指導者との交流を通して、新しい仲間を作ってもらうとともに、今後の活動にも参加するモチベーションをあげてもらう。今回の交流会のプログラムを経て参加者が自団の活動でプログラムを考える際、今回の交流会のプログラムが参考になったと思ってもらえるようなプログラムを展開する。普段運動する機会がある人もない人も今回の活動を終えていい運動になったと思ってもらえるプログラムを提供する。 |
日時 | 2023年11月18日(土)13:00 ~ 19日(日)14:45 |
場所 | 神戸第70団野営場(〒651-2267 兵庫県神戸市西区平野町) |
参加者 | 兵庫県下のRS10名、兵庫県外からのRS1名、計11名 |
活動内容 | ピザづくり、焼き芋の集い(焚火を囲んだ交流)、運動会 |
予算 | 兵庫ローバース活動費より21,855円を歳出 |
参加費 | 1人500円 |
スケジュール
事前準備
実施日 | 内容 | 決定事項など |
2023年9月19日 | 第1回会議(オンライン) | ・ドライブの説明・内容、場所決め・企画書作成 |
9月23日 | 第2回会議(オンライン) | ・場所決め・予算決め |
10月5日 | 第3回会議(オンライン) | ・アドバイザーからのフィードバックをもとに企画書作成 |
10月7日 | 会場下見 | |
10月19日 | 第4回会議(オンライン) | ・プログラム別計画書作成・広報の確認 |
10月24日 | 第5回会議(オンライン) | ・実行委員タイムスケジュール作成 |
11月6日 | 第6回会議(オンライン) | ・準備物確認・県外参加者検討 |
11月18日~19日 | 活動実施 | |
12月8日 | 第7回会議(オンライン) | 報告書作成 |
12月23日 | 報告書提出 |
1日目
時間 | 内容 |
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9:00 | 実行委員メンバー集合 |
10:20 | 買い出し |
11:00 | キャンプ場到着(配線・発電機の準備) |
12:30 | 最寄り駅まで参加者の送迎 |
13:00 | 参加者集合 |
13:40 | 儀礼 開会式 |
13:55 | 設営 |
14:20 | 昼食 |
アイスブレイク | |
15:00 | ピザつくり、ピザ窯の準備 |
18:00 | 夕食(ピザ・ラザニア) |
20:30 | 焼き芋の集い |
23:00 | 就寝 |
2日目
時間 | 内容 |
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7:40 | 朝食(サンドイッチ) |
8:15 | 朝礼 |
8:30 | 撤営 |
10:10 | 運動会(タケノコニョッキ、リレー競争、ゾンビゲーム、おかず食い競争) |
13:00 | 昼食 |
13:40 | 運動会(班旗とり) |
14:15 | 片づけ |
14:25 | 儀礼 閉会式 |
活動の様子
ピザづくり
ピザ窯を使った本格的なピザ作りに挑戦!神戸第70団のピザ窯をお借りし、生地からピザ作りを行いました。寒空の下でのピザづくりでしたが、みんな楽しんでいました。
1人1枚のピザを作成し、計11枚のオリジナルピザが焼き上がりました。トマトベースのピザから、ツナマヨコーン、デザートピザにはチョコマシュマロやフルーツオンリーのものもありました!
ピザが焼きあがると、「焼けたよ〜!」の号令がかかります。するとどこからともなくメンバーが集合し、ピザが焼けるたびにいただきますをしておいしくいただきました。
実行委員の評価
全員がピザ作りを体験することは重要ですが、結果、残してしまってはフードロスになってしまうため、ちょうどいい量を吟味して買い出しを行うことが重要だと思いました。
プログラム中に材料が不足していることに気づき、送迎のついでに追加の買い出しをしなければならなかったので、可能な限り準備段階で本番を想定し、追加の買い出しを最小限にする必要があると思いました。
ピザを焼いている間に洗い物も並行して行うことで食べた後の洗い物を減らすことができました。
焼き芋の集い
焼き芋の集いでは、焚火を囲んで焼き芋を食べる交流の時間を取りました。みんなで焚火を囲んで焼き芋を食べたことで、会話が弾み、初対面のスカウト同士も打ち解けることができました。
実行委員の評価
ピザの片づけをしている間に焼き芋を焚火の中に入れて準備できていたため、ピザづくりを終えたあと、スムーズに焼き芋の集いに移ることができた。
運動会
運動会では、スカウトハンドブック・スカウティングフォアボーイズに載っているゲームを参考にした3つのゲームを含む計5つのゲームを行いました。
行ったゲームはこちらです。
- 班分けゲーム
- タケノコニョッキ
- オリジナルゲーム
- おかず食い競争
- スカウトゲーム
- 伝言リレー
- ゾンビゲーム
- 班旗とり
一言にローバー世代といっても、下は18歳1番上は25歳という意外に幅が広いです。これらの年代のスカウトが、一致団結し一生懸命ゲームに取り組む姿は、幅広い世代とかかわりのあるボーイスカウトならではの風景で、とても印象的でした。
実行委員の評価
スカウティングフォアボーイズに乗っているゲームを参考にしたゲームは運営を含めて初めてのものばかりで、自団に持ち帰ったときに盛り上がるゲームの一つとして自信をもって使えるものばかりでした。参加者がこの楽しさを広めることで自団の活動をよりよいものにすることを期待します。
普段運動する機会がある人もない人も今回の活動を終えていい運動になったと思ってもらえるプログラムを提供することを目標としていましたが、どのゲームも体を大きく動かすものであり、参加者も汗を流しながらいい運動ができたと思います。ちかいの「身体を強くし心を健やかに徳を養います」を実践することができました。
ゲームの種類と説明
ゲーム名 | 説明 |
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タケノコニョッキ | タケノコニョッキで班員を決める。タケノコニョッキゲームのルールを用いた。 先に抜けた5人が1班、残った6人がもう1つの班となる。5人班にはハンデとして10pt加算。 |
伝言リレー | 伝言リレーでは、往復するコースを用意する。コースの間に班員を好きなように配置し、第1走者が往復地点の伝言を暗記し、覚えたら走り次の走者に伝言を伝える。よーいどんでスタートし、全員が各々配置された位置で伝言を伝えられるのを待つ。いかに速く走り、いかに早く正確に暗記することができるかを競うゲーム。 <方法>担当がゲームの説明をしている間に、他の実行委員がスタート且つゴール線をロープで張っておく。また、キャンプ場の入り口(折り返し地点となる場)に暗号を置いてくる。2回やるので各班2題ずつ。スタートと同時に班員全員でスタート。*全員がゴールよりも前にいること。適宜班員を配置しながら入り口の暗号を1人がとりに行く。*暗号を持って帰ってくる。暗号に書かれている内容を暗記して伝言する。*伝え終わるまでゴールに進んではいけない。伝え終わった班員は歩いて帰ってくる。伝言に制限時間は設けないものとする。一番早くゴールした班が10ptを獲得する。伝言の内容についてはみんなの前で発表し、全員で1~10ptで判断する。 |
ゾンビゲーム | ゾンビゲームは、一定のゲームフィールドを設定する。攻撃を行うチームはゾンビ役を3人決め、守備を行うチームは逃げ役を1人決める。ゲームは3分間で行われる。ゲーム中、目隠しをしたメンバーはフィールドの外にいるチームメンバーの指示を頼りに動く。3分間逃げ切ることができれば逃げ役の勝ち、途中で捕まればゾンビの勝ちとなる。また、ゲーム中は設定されたフィールド内で移動し、出た人のチームは負けとなる。総当たりで行い、勝ち数が多いチームが優勝となるゲーム。 <方法>担当者がゲームの説明をしている間に、他の実行委員がゲームフィールドを決めておく。それ以外の参加者は総当たり戦で行うので、対戦順を決めておく。先攻の班はゾンビ役3人を選ぶ。後攻の班は1人逃げ役を選ぶ。フィールド内にいるプレイヤーは全員チーフで目隠しを行う。先攻の3人は外からの指示を基に逃げ役を捕まえに行く。逃げ役は捕まらないように逃げる3分が終了する前にタッチできたらゾンビの勝ち。できなければ逃げ役の勝ち。攻守を交代して行う。一番勝ちが多いチームが10ptを獲得する。 |
おかず食い競争 | パン食い競争の要領で行うおかず食い競争。昼食には、お湯と炊いたお米のみを用意しておき、それ以外のおかずをおかず食い競争の景品とした。<方法>適度な距離の木を2本選び、新聞紙で養生しながらロープを張る。ロープに全員分のおかずを洗濯ばさみで吊るす。全員で一斉にスタートし、おかずを口でとる。*1回戦は、ごはんのお供、2回戦は、小おかずを景品とした。 |
班旗とり | チーフを腰にはさみ、相手チームの班旗を奪いに行く。腰のチーフを敵に取られたら失格。制限時間終了後、敵の班の班旗を奪い且つ、自分の班の班旗が奪われていない班の勝利。<方法>担当が説明中に実行委員は木の棒にチーフを括って班旗とする。班ごとに班旗を好きなところに立てかける。(自由に陣地を決める)全員チーフを尻尾代わりにしておく。10分間尻尾をとられないように相手の班旗を取りに行き、自分の班旗と尻尾を守る。*尻尾を取られたら失格だが、自陣に戻り手旗の原画信号を打てば復活。取られた回数を覚えておく。*班旗の運搬は手渡しであればパスOK。運搬中に尻尾をとられたら尻尾を取った人に渡す。残った班旗×20pt、尻尾を取られた総数×-2pt |
集合写真
事前準備
準備資料・提出物について
兵庫連盟へ以下の書類を提出しました。
- 企画書
- 計画書
- 下見報告書
- 安全対策書
- 予算書
- 各プログラム計画書
広報を目的として以下のものを作成・配布しました。
- 案内状
- 案内ポスター
- 参加者申し込みフォーム
準備資料として以下のものを作成しました。
- 企画進行シート
- 準備物・購入品リスト
- 実行委員タイムテーブル
参加者に以下のものを作成・配布しました。
- 会場までの交通手段フォーム
- 交流会のしおり
- 活動後アンケート
今回の交流会から、前回の交流会の「参加者がタイムスケジュールを知っている方がより円滑に活動を進めるのではないか」という反省の1つを活かして参加者に交流会のしおりを配布しました。
交流会のしおりには、活動概要・緊急連絡先・メニュー・持ち物・タイムスケジュールを記入して、事前に第16回交流会LINEグループにて配布しました。
準備品・購入品について
準備品
種類 | 備品名 | 個数 |
---|---|---|
調理関係 | ピザ窯のピール | 1個 |
鍋 | 1個 | |
包丁 | 4本 | |
まな板 | 4本 | |
お玉 | 1個 | |
ボール | 2個 | |
しゃもじ | 2個 | |
ピザカッター | 1個 | |
トング | 1個 | |
コンロ | 1個 | |
はかり | 1個 | |
ピザ窯用鉄板 | 1個 | |
はちみつ | 1本 | |
調味料セット | 1箱 | |
その他 | 国旗 | 1個 |
ドームテント | 5張 | |
プログラム備品 | 洗濯ばさみ | 10個 |
班旗 | 2枚 | |
伝言メッセージ | 3種類 |
ピザ作りは1人1個作ることに変更になったため、当日人数分のボールが必要となりました。調理備品については使用した会場で貸し出ししていただけたため、過不足に対応することができました。
その他の備品は担当を決めていたのですが、最終確認ができなかったことで忘れ物が発生してしまい、次回以降の反省として最終確認を実行委員メンバーで行う必要があると改めて感じました。
調味料セットには塩胡椒、油、醤油、お酢など基本的な調味料が入っています。毎回の活動で購入するとあまりが多くなるため、活動で残ってしまったものを調味料セットとして次回以降に使用できるセットを作っています!何かと便利なので、作ってみてください!
購入品
種類 | 品目 | 量・個数 |
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食材 | 水 | 1ケース |
幅広パスタ | 12枚 | |
ミートソース | 1kg | |
ホワイトソース | 600g | |
チーズ | 1kg | |
オリーブオイル | 150ml | |
薄力粉 | 1kg | |
強力粉 | 1kg | |
ドライイースト | 40g | |
ピザソース | 150g | |
ウインナー | 1袋 | |
玉ねぎ | 1玉 | |
生ハム | 2パック | |
ツナ缶 | 3缶 | |
ピーマン | 3個 | |
ミニトマト | 3パック | |
コーン | 1缶 | |
マヨネーズ | 1本 | |
バジル | 1袋 | |
マシュマロ | 2袋 | |
板チョコ | 2枚 | |
食パン | 25枚 | |
バナナ | 11本 | |
昼食のおかず | メイン11個、サブ11個 | |
さつまいも | 20本 | |
米 | 2kg | |
みかん | 22個 | |
調理備品 | アルミ容器 | 1個 |
ジップロック | 15枚 | |
アルミホイル | 1本 | |
ラップ | 1本 | |
キッチンペーパー | 2ロール |
会場下見
2023年10月7日に会場の下見を行いました。
主に以下の5つについて確認を行いながら、プログラム内容と会場との調整をしました。
- 会場までの道のり、買い出し場所の確認
- 野営場にどのくらい広さがあるのかの確認
- サイトや運動会会場位置の選定
- ピザ窯の大きさの確認
- 調理器具の種類、場所
所感
私は今回初めて交流会のチーフを務めました。第16回交流会を終えて、よかったことも、悪かったこともあるが、総じて、いい経験になったと思います。まず、準備の段階では、今まで先輩についていく側で、自分に課された指示をこなしてきたが、いざ、自分がチームメンバーに指示を出す立場になってみると、まず何をしなければならないのか、企画・計画・実行・報告のプロセスの全体像を把握できていなかったこともあり、まだまだ学ばなければならないことはたくさんあると自分の未熟さを思い知らされたとともに、改めて今までの先輩のすごさを実感しました。また、交流会当日の動きでは、書類作成が順調に進み、準備できていると思い、実行に移しましたが、実際には、打合せ不足の部分が多くあり、もっと事前にできることがあったと気づきました。反省点は多くありますが、当日、プログラムを大方スケジュール通りに進めることができたのは良かったと思います。また、企画時に立てた目標も達成できたのも、良かった点の一つです。今回、初めてチーフをさせていただき、新しい視点で、交流会の運営に携わることができました。今回の経験を今後の活動に生かしていきたいです。(第16回交流会チーフ)