【生駒4団×南砺3団】inRC2024(Ikoma Nanto Rover Camp)初めての開催！！

2024年12月13日

奈良連盟生駒第4団ローバースカウト隊

↑今回、作成したロゴマーク。

はじまり

2018年の夏、石川・能登の地で2人のスカウトが出会った。

現在奈良県代表の髙崎と、富山県代表の髙田である。

これが、今回の交流キャンプ大会を行う最初のきっかけとなった。

左、生駒4団髙崎　右、南砺3団髙田

この時髙崎君はRS1年目、髙田君はまだVSだったんだって！

企画立ち上げ

　髙崎から、生駒4団のキャンプ場の施設について話をしているうちに、髙田が行きたいと言い、それなら！ということで両団RSの交流キャンプを企画することになった。

　inRC2024実行委員会を設立し、メンバーは2人のほか、生駒4団側からもう１人加わり、交流キャンプの企画を進めた。

企画概要

企画

プロジェクト名	inRC2024(Ikoma Nanto Rover Camp)
期間	令和6年10月12(土)～14(月)
実施場所	奈良県連盟生駒第4団キャンプ場
参加者	両連盟併せて18名(途中合流早退あわせて)

目的

ローバースカウト同士の交流促進
スカウトとしてのスキル向上
団間の協力体制の構築を目指す
ローバーリングの共通認識を持つ

目標

交流できるプログラムを展開する
スカウトスキルを用いた野営を行い、実践力を高める
継続できるよう今後の方向性を決める
ローバースカウトとして責任感と挑戦心を持って、主体的に行動する姿勢を育てる

3日間のタイムスケジュール

時間	場　所	内　容	人数
10月12日　(土)
14：00	集合		６名
14：30	開会式
15：00	設営
15：30	キャンプ場散策	生駒４団キャンプ場を南砺のスカウトに紹介。	７名
16：00	買い出し		６名
17：00	夕食準備
18：00	親睦会	鍋、鱒の寿司と柿の葉寿司の食べ比べ。これまでの活動、ローバーについて話した。	１１名 (３名)
10月13日　(日)
7：00	起床		６名
7：30	朝食	ホットサンド
9：00	朝礼	モーニングゲーム：モルック
10：00	奈良公園に向かう	移動は車２台で。
11：00	歴史探訪	近鉄奈良→興福寺→東大寺→二月堂→春日大社 →浮御堂→猿沢池→東向き商店街→近鉄奈良昼食は開催中のC‘festaにて。	途中～９名
16：30	奈良公園出発
17：30	買い出し
18：15	夕食準備
19：00	夕食	鍋、大門素麺と三輪素麺の食べ比べ。	１２名
21：00	お風呂
10月14日　(月)
8：00	起床		１０名
8：30	朝食	ホットサンドだらだら話しながら２時間ほど。	１２名
11：00	朝礼	モーニングゲーム：モルック　２ゲーム
12：00	撤営
14：00	閉会式
15：00	解散

C’festaとは？: 奈良県産食材の魅力をPRする県内最大級の食イベント。地元食材の使用を条件にしたグルメイベントとして全国的に認知され、16年目を迎える。奈良の食と農を体感できる多彩なコンテンツが特徴。

活動について

全体を通して

　時間は計画より遅れていたが、プログラムはすべて行うことができました。3日間通して全日程参加した人は、６名でしたが、途中参加やベンチャースカウト、県内の他の団のローバースカウトも参加し、総勢18名の参加となりました。２晩とも、夕食を食べながら、深夜まで交流を楽しみました！

歴史探訪

　今回の参加者3名は初めて奈良を訪れるということで、オーソドックスな奈良散策ルートを楽しみました。まず興福寺を訪れ、歴史ある建造物を背景に写真を撮影しながら、古都らしい雰囲気を満喫。その後、東大寺へ向かい、鹿せんべいを使って鹿とのふれあいを楽しみました。偶然、鹿の保護活動を行うYoutuberに出会う一幕もあり、盛り上がる場面も！大仏殿では壮大な大仏を間近に参拝し、その迫力に感動する様子が見られました。

　続いて二月堂へ向かう途中では、鹿のカチューシャを購入して写真撮影を楽しむなど、旅の記念になる思い出作りも。さらに春日大社を参拝し、浮御堂や猿沢池などのスポットを巡り、自然豊かな景色を楽しみました。

　東向き商店街では名物の中谷堂のよもぎ餅をその場で味わい、奈良らしいスイーツを堪能。お土産選びも楽しいひとときとなり、それぞれ地元の特産品を手にしていました。最後は近鉄奈良駅で大仏プリンを購入し、その場で味わいながら旅を締めくくりました。

　昼食は県庁前広場で開催されていた「C‘Festa」で、奈良のグルメを満喫。それぞれ好みの味を楽しみながら、旅のエネルギーをチャージしていました。

奈良の旅は、歴史や自然、そして食の魅力をしっかり楽しめる充実した一日となりました。

活動に対する、評価・反省・考察

目標に対する評価

交流できるプログラムを展開する

　3日間を通じて、2晩とも奈良と南砺の双方のお土産を食べながら交流を深める会が開催されました！参加者はそれぞれの地域の名物を楽しみつつ、和やかな雰囲気の中で会話が弾み、お互いの文化を共有する貴重な時間となりました。

　さらに、奈良散策をはじめとする様々なプログラムも用意でき、参加者同士が自然に交流を深められる工夫を随所に取りいれました！初めて会うメンバー同士でもすぐに打ち解け、笑顔の絶えない3日間となりました！

スカウトスキルを用いた野営を行い、実践力を高める

　基本的な、テントを使用した野営を実施しましたが、スカウトスキルを活用した高度な活動までは行えませんでした…

原因は1日ずっと奈良公園にいたことであると推測されます…

継続できるよう今後の方向性を決める

　生駒第4団の団委員長や副団委員長から、今後も南砺第3団との協力関係を継続して構築していきたいという話がありました！今後もこの交流キャンプ大会を続けていきたいと思っています！

ローバースカウトとして責任感と挑戦心を持って、主体的に行動する姿勢を育てる

　奈良公園での活動では、自分たちの興味に従い臨機応変に行動！！

　ローバーのこれまでとこれからの活動について、夜の交流の場において共有できました！

反省

　今回の活動を振り返る中で、規模を拡大する場合は、タイムスケジュールをより細かく計画する必要があると感じました。いくつか予定が遅れる場面があったため、時間管理をさらに工夫し、スムーズに進行できるような準備が大切だと実感しました。

また、プログラム内容についても、事前予約が必要なアクティビティを積極的に取り入れることで、より幅広い体験を提供できた可能性がありました。次回は計画の具体性を高めることで、参加者がさらに満足できるような充実したプログラムを目指したいと思います。

考察

　今回の小規模なキャンプでは、柔軟に対応できたことで、参加者がリラックスして過ごせる環境を作ることができました。奈良散策や夜の交流会を通じて、奈良と南砺のメンバーが親しくなる場を提供できたことは、大きな成果だったと感じています。途中参加者や他団体のメンバーも含め、総勢18名が集まったことで、多様な交流が実現し、充実した時間を共有できました。

　奈良公園や観光地を巡るプログラムでは、初めて奈良を訪れる人にとっても新鮮な体験となり、地域の魅力を十分に感じてもらえたと思います。特に、歴史ある場所を巡りながら写真撮影を楽しむ場面では、自然と会話が弾み、観光を通じた交流が深まっている様子が見られました。また、夜の「お土産交流会」も、奈良と南砺それぞれの特色を共有しながら親睦を深める良い機会となりました。

　一方で、プログラム内容のさらなる工夫も必要だと感じました。たとえば、鹿の角ストラップ作りや奈良漆器体験など、特別なアクティビティを事前に準備することで、もっと印象的な時間を提供できたのではないかと考えています。こうした体験を次回に取り入れることで、プログラムの質を一層向上させたいと思います。

参加者からの意見、感想まとめ

　今回のキャンプについて、参加者に事後アンケートに答えてもらいました。

参加者からは「普段では味わえない交流ができた」「他団や他県のスカウトとの合同キャンプが新鮮だった」といった声が多く寄せられました！特に、奈良公園を巡る散策や地域の特色を活かしたプログラムについては、「奈良の良さを再認識できた」「奈良にはない文化を知ることができた」との感想もあり、地域の魅力を再発見する良い機会となりました。

　交流の面では、「全く知らない人とも仲良くなれた」「夜の交流会でさらに親睦を深められた」といった意見が多く、以前の活動で出会った仲間と再会を喜ぶ声も聞かれました。「すべてが楽しく、また参加したい」というポジティブな感想も数多く寄せられ、参加者の満足度が非常に高かったことがうかがえます！

　次回への期待も高まっており、「これまで以上に規模を拡大してほしい」「富山や他県でのキャンプも検討してほしい」といった要望が挙がっています。また、「新しい体験を取り入れて、さらに魅力的なプログラムにしてほしい」という意見もあり、次回への課題と可能性を示唆する内容となりました。